介護職の履歴書 自己PRの書き方
投稿日:2015-04-08
更新日:2022-10-28
履歴書に記載する自己PRは、採用の可否に大きく影響する重要な項目です。しかし、自己PRをどう書けば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、介護職の採用担当者が自己PRでチェックするポイントや、自己PRの例文を職種別にご紹介します。
採用担当者が自己PR文で見るものは?
介護職の採用フローとして、まずは書類選考を実施してその後に面接を行う企業と、まずは職場面接やカジュアルな面談からという企業とに二分化します。
前者の場合、提出する書類であなたがその施設の求める人材かどうかをチェックされます。中でも自己PRは重要なポイントであると言えるでしょう。そのため、採用担当者に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるような内容を考えなければなりません。
一番大切なのは、そこで働きたいという熱意を伝えること。
しかし、「やる気だけは誰にも負けません」などといったよくある言葉は、採用担当者は見飽きています。
なぜその施設を選んだのかを考え、しっかりと自分の言葉で書くことが大切です。
また、介護やその仕事に対する思いや考え方を書く場合には、その施設の理念をホームページなどを参照して確認しておくことが重要です。
次に、採用担当者はそれまでの職務経験をチェックします。
これまでどういった職場で、どのような業務内容を担当していたのかを具体的に書くことで、自分の経験値をアピールすることができます。
未経験で介護職に転職する際の自己PR文のポイント
介護のお仕事をしたことがない方がで介護職の求人に応募する場合は、介護職に興味を持ったきっかけについて記述すると良いでしょう。
家族の介護やボランティア経験、テレビで介護職のドキュメンタリーを見てなど、きっかけは人それぞれです。自分がどのようなことに刺激を受けて、どのくらいやる気があるのかをアピールすることが大切です。
また、ただ漠然と職務経歴を書くのではなく、「サービス業で高齢者と接することが多かったため、その経験を介護の仕事に活かしたい」など、介護職を連想させるようなエピソードを書くことも効果的です。
経験者の転職時にはぜひ参考に!自己PR例文集
次に職種別自己PRの例文をご紹介します。
介護職・ヘルパー
食事や入浴、機能訓練などを行う通所介護サービスに5年間勤務しておりました。ほかの職員と連携しながら、利用者のニーズに合わせて介護を行うことで、利用者やそのご家族の笑顔を見ることができる介護職に大変やりがいを感じております。
もっと深く介護に携わりたいという思いが強くなり、生活全般のサポートができる特別擁護老人ホームへの転職を決意いたしました。
これまで得た知識と経験を活かし、貴園の入居者がより快適に安心して生活できるようサポートしていきたいと思っております。
ケアマネジャー
現在は訪問介護支援事業所に勤務し、利用者やご家族のご希望に沿ったサービスを提供しております。勤務していくうちに、利用者に寄り添ったサービスの提供をするためには、ケアマネジャーになるのが一番良いのではないかと考えるようになり、介護支援専門員の資格を取得し、転職を決意いたしました。
ケアマネジャーとしての経験はありませんが、これまで訪問介護ヘルパーとして得た知識を活かして利用者やご家族と信頼関係を築き、ヘルパーと協力しながら、利用者にとってより良いケアプランを立てていきたいと思っております。
介護事務
前職では、特別養護老人ホームの介護事務として、レセプトの作成や経理などの業務を3年間担当しましたが、入居者と触れ合う機会が少なく、物足りなさを感じておりました。貴社の有料老人ホームでは、事務作業だけでなく、多岐にわたる業務を担当できると知り、ぜひ挑戦したいと思い、応募しました。
これまでの経験を活かし、正確な書類作成に努めると同時に、よりホスピタリティを意識した対応を心がけながら、入居者にとって心地よい住環境となるよう努めたいと思っております。
まとめ
いかがでしたか?今回紹介した内容を参考に、あなたのアピールポイントがより伝わる自己PRを考えてみてください。誰かの受け売りではなく、自分の言葉で働きたいという気持ちを誠実に伝えることが、結果的に採用への近道になります。