介護についての問題は、歳をとれば誰もが意識せざるを得ない問題ですね。実際に介護が必要な状態になった時はもちろんですが、今は介護が必要になる前に、自分で予防をしていく「介護予防」への取り組みも広まっています。そこで今回は、介護予防健康アドバイザーの資格について、資格取得までの道のりやメリットをご紹介します。

介護予防健康アドバイザー資格とは?

介護予防健康アドバイザーは、中高齢者が安全に運動し、健康な暮らしをサポートする存在として設立された民間資格です。

介護予防の考え方は、近年になりとても多く耳にするようになったと実感している人もいるのではないでしょうか。高齢者が増加し、支え手となる若い世代が少なくなっている今、できるだけ要介護高齢者を少なくすることは社会全体の課題でもあります。

もちろん、介護予防は自分自身の生活の質を高めるために必要です。この資格を取得することで、周囲の人の介護予防に役立てることはもちろんですが、自分自身の介護予防としても実践できます。

介護予防健康アドバイザーの取得方法

介護予防健康アドバイザーは、通信講座で学び検定試験を受けることで取得できます。検定試験といっても、そんなに大袈裟なものではなく、最終課題がそのまま資格認定試験になっているため、試験のために会場を訪れたりする必要はありません。

この資格の認定は、NESTA JAPANという協会が行いますが、学習はユーキャン等の通信講座で受講し、そのまま認定試験を受ける形となります。この資格は、受験資格の制限がないため、介護の実務経験や年齢、学歴など関係なく、誰もが受講できます。

資格取得メリット

介護予防健康アドバイザーは、誰もが暮らしに役立てられる点が大きなメリットです。介護の仕事に関わっていなくても、自分や家族、友人などの健康のためにもなります。

中高年者の体のことを知り、安全な方法で無理なく運動するためのアドバイスができるため、負担をかけすぎない程度の効果的なエクササイズも可能です。

また、介護職としてこれから仕事をしたい人にとっては、未経験でも受けられる資格として着手しやすく、これからのキャリアアップの第一歩となります。すでに介護職として働いている方も、レクリエーション等で行う体操やちょっとした運動の際に役立てることができるでしょう。

介護予防健康アドバイザーが活かせる職場

介護予防健康アドバイザーの資格は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの介護施設をはじめ、さまざまなところで役立てることができます。

中高年がよく利用するフィットネスクラブなどでも、その知識や技術が存分に発揮できるのではないでしょうか。

まとめ

今は、元気なうちから介護予防のために運動や規則正しい生活習慣を意識する時代です。介護予防健康アドバイザーは、誰もが取得を目指せる資格として、多くの人に役立ちます。介護職として働いている人も、自信を持って運動が提供できるようになり、キャリアアップにもつながるのではないでしょうか。

仕事ですぐに役立てられる環境にはなくても、自分自身や家族などの健康のために取得する人も多いです。気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね。