この記事を読んでいるあなたは、
- 転職が当たり前って本当?
- 職場に不満がある…
- 転職したいけど次の仕事が見つかるか不安
上記のような悩みを持っているのではないでしょうか?
この記事では、そんなあなたに向けて「転職が怖いと感じる理由と対処法、介護業界の転職事情」を紹介しています。
転職が怖くて勇気がでない人は自分の気持ちを整理するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
記事でわかること
介護業界の転職が怖いと感じる理由と対処法
「仕事をやめたい」「もっと成長できる施設で働きたい」そう思っているのに、いざ転職活動をはじめようとすると、なぜか抵抗感を感じてしまう人は珍しくありません。
そんな人は以下のような理由から、恐怖心や不安を抱いているといえるでしょう。
- 次の仕事が見つからないと思っているから
- 今よりも状況が悪化するのが怖い
- そもそも「転職活動」の方法がわからない
上記の理由から転職活動を始めることに不安を持つ方は多いと思います。ただこういった不安は解消することができます。それぞれの理由と併せて対処法も紹介していきます。
次の仕事が見つからないと思っているから
転職のために今の仕事をやめることは「収入がなくなる」という大きなリスクが伴います。
収入源がなくなれば生活していけなくなるので、恐怖心や不安を抱いてしまうことは当たり前かもしれません。
しかし、仕事を続けながらでも転職活動をおこなうことは可能です。
最近では、転職サイトや転職エージェントなどの転職支援サービスが急速に発達しています。
介護職に特化したサービスも多くリリースされているので、スマホだけで仕事見つけることも不可能ではありません。
今よりも状況が悪化するのが怖い
人間関係や仕事内容、給与条件など、すべてに不満を感じているのであれば転職活動をはじめることに抵抗感を抱かないでしょう。
しかし、そんな状況は稀です。
今の職場にも少なからず魅力を感じている人は「転職して今よりも劣悪な環境になってしまったらどうしよう」と考えてしまいますよね。
転職して状況が悪化することに恐怖を感じている人は、実際に働いている人の意見を集めましょう。
転職先の職場の実態を知るには、現場の人の話を聞くのが理想的です。SNSや口コミサイト、知り合いを探すなどを根気強くおこなっていれば、ある程度の情報は集まるでしょう。
「転職活動」の方法がわからない
転職活動の方法がわからなくて困っている人も多いのではないでしょうか。
若い人であれば、周りに転職を経験したことがある人も少ないので、相談できる人も限られています。
そんな人は求人サービスや、転職エージェントを利用しましょう。
求人サービスを利用するメリット多岐にわたります。
- 自分の希望に合う求人を検索できる
- 写真や口コミで職場の雰囲気がわかる
- 今すぐに転職活動をはじめられる
今の職場に大きな不満がない人も、他の職場の状況を知っておいて損はありません。
介護職に特化している求人サービスもあるので、転職を検討している人は登録しておくことをおすすめします。
転職エージェントとは、「自分に合った仕事の紹介」や「選考対策」「職場への連絡」など、転職に関することなら何でもサポートしてくれるサービスのことです。
はじめての転職で流れがわからない人や、忙しくて転職活動の時間が確保できない人には、特におすすめです。
転職が「当たり前」な理由
「転職」と聞くとネガティブな印象を持ってしまう人もいるかもしれませんが、現在において転職は珍しいことではありません。
いかに転職が「当たり前」なことなのか、以下の3つのデータを元に解説していきます。
- 毎年300万人以上の人が転職している
- 転職の平均回数は4.4回
- 終身雇用がはじまったのは1941年
毎年300万人以上の人が転職している
以下の表は、総務省統計局が調査した年間転職者の推移です。
2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | |
年間転職者 | 307万人 | 311万人 | 329万人 | 351万人 | 319万人 |
この表からわかるように、2016年から現在まで年間で300万人以上の人が転職を経験しています。
2019年では1日あたり約9600人が転職をしている計算になるほどで、転職が「珍しいことではない」といっても納得できるデータでしょう。
転職の理由としては「より良い条件の仕事を探すため」が増加傾向にあり、「会社都合」や「定年又は雇用契約の満了」は減少傾向にあるようです。
転職経験の平均は4.4回
周りの人が今までに「何回転職しているのか」気になったことはありませんか?
日本労働組合総連合会の調査では、平均回数が4.4回とわかっています。
全体 | 男性 | 女性 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | |
平均転職回数 | 4.4 | 4.1 | 4.8 | 3.7 | 4.5 | 4.7 | 4.8 |
年齢や性別によって平均回数は異なりますが、3〜5回程度であれば「普通」です。
むしろ転職を経験していない方が、かなり珍しいケースとして扱われるでしょう。
では次に、介護業界のみの離職率を見てみましょう。
2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | |
介護業界のみの離職率 | 16.5% | 16.7% | 16.2% | 15.4% | 15.4% |
介護業界のみの離職率は緩やかな減少傾向にあります。
それでも7人に1人は辞めている計算になるので、やはり転職を決断する人は珍しいわけではなさそうです。
終身雇用がはじまったのは1941年
日本の正社員雇用は倒産などの理由がない限りは、定年まで解雇されることがありません。
一般的にこれを「終身雇用」と呼びます。
1937年にはじまった日中戦争の影響で、日本は軍事産業が爆発的に高まりました。
その影響から人手不足が深刻化して、一定の従業員を確保するために終身雇用制度が多くの会社で導入されるようになりました。
そして「労務調整令」が出され、1941年8月に終身雇用制度が全国的にはじまりました。
終身雇用は50年以上前に作られたルールです。
日本経済団体連合会の中西宏明氏は2019年に「制度疲労を起こしている。終身雇用を前提にすることが限界になっている」と発言しています。
終身雇用は実質的に、まだ続いていますが制度に限界が近づいていることも事実です。
環境の変化に対応するためにも、転職は経験しておいた方がいいでしょう。
転職しないデメリット
転職しないデメリットも、たくさんあることを知っていますか?
一般的には「安定している」「変化が少ない」などの、同じ会社で働き続けるメリットが目立っていますが「転職しないデメリット」も存在しています。
それでは最後に転職しないデメリットについて詳しく紹介していきます。
ストレスから体調を崩してしまう
ストレスを感じているのに無理して働き続けると、いつか必ず限界がきます。社会人として多少の忍耐力は必要ですが、あまりにも理不尽な職場環境で働くことはデメリットでしかありません。
うつ病などの精神疾患に陥る可能性もあるので、身の危険を感じたらすぐに退職を検討しましょう。
人間関係が固定化されて成長できない
ひとつの会社で働き続けることにもメリットはありますが、人間関係が固定化されて成長できなくなることは大きなデメリットでしょう。
決められた会社のルールに従うことは楽かもしれませんが、本来持っていた個性や価値観が犠牲になってしまうかもしれません。
人間関係が固定化されると偏った考えになってしまいます。
転職を経験して多くの人と出会い、さまざまな人間関係を築いた方が豊かな人生になるでしょう。
まとめ
転職に恐怖心を抱いてしまうことは珍しいことではありません。
年齢が高くなってからの転職は、求められる能力や経験のハードルは高くなっています。
転職サイトに登録したり、資格の勉強をはじめるなど、転職活動をはじめることにリスクはありません。
「現在の職場の人間関係に不満がある」「キャリアアップを考えているが今の環境では難しい」といった悩みを持っている人は、ぜひ転職という選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。
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