- 面接で気をつけるべきこととは?
- 面接でよく聞かれる質問と対策方法とは?
介護業界は慢性的な人手不足に悩まされているため、求人数が多く比較的就職・転職しやすい傾向があります。しかし、何の準備もせずに採用されるほど甘いものではなく、適正がないと判断されれば落ちてしまうこともあるでしょう。
ここでは、介護職の面接における注意点やよくある質問、服装などについて紹介します。自信を持って面接に臨みたい人はぜひ参考にしてください。
記事でわかること
介護職の面接での注意点
介護職は人と接する機会が多いため、特に面接が重視されます。面接で採用担当者に良い印象を与えられれば採用にぐっと近づくでしょう。そこでまずは、面接を受けるときの基本的な注意点を解説します。
明るくハキハキと答える
介護職の面接では、明るくハキハキと話すように心がけましょう。介護の仕事は直接人と接する機会が多いため、コミュニケーション能力や人柄も大きなポイントとなります。
暗い表情や小さな声で話すと、「利用者や家族に不安を与えるのではないか」「スムーズに業務を行えないのではないか」という印象を与えてしまうでしょう。
質問に答えるときはもちろん、入室時や退出時の挨拶も、面接官の目を見ながら明るい表情で言いましょう。
履歴書や職務経歴書の内容を確認しておく
面接では、多くの場合履歴書や職務経歴書などの書類をもとに質問をされます。応募書類の内容と質問の答えがずれていると、「いい加減な人」「信用できない人」という印象を与える可能性があります。
そのため、自分がどんな内容を書いたのかを確認して面接に臨みましょう。事前に確認しておくことで、自分自身もリラックスして質問に答えられるでしょう。
質問には簡潔に答える
限られた面接時間で必要な情報を伝えるため、質問には分かりやすく簡潔に答えるように心がけましょう。ダラダラと長い話を続けると、「何が言いたいのか分からない」「コミュニケーション能力が低い」と思われる可能性があります。
面接官が何を聞こうとしているのかを理解し、端的にまとめて結論から話しましょう。当日慌てないためには、想定される質問の答えを用意し、練習しておくことをおすすめします。
介護職の面接でよく聞かれる質問
面接では、応募者の経歴や性格、価値観などを確認するため、さまざまな質問をされます。自分の考えをはっきり伝え良い印象を与えるためには、事前に準備しておくことが大切です。そこで次に、介護の面接でよく聞かれる質問と答え方を紹介します。
志望動機を教えてください。
「仕事への熱意」や「なぜこの施設を選んだのか」を探るため、面接では必ずといっていいほど志望動機を聞かれます。また、志望動機は、応募者が施設の経営理念や仕事内容などを理解しているかを確認するための質問でもあります。
そのため、前職での経験も交えながらどんな仕事をしたいのか、どのように活躍したいのかを具体的に話しましょう。「家から近いから」「残業が少ないから」など条件面ばかり答えると、「自己中心的な人」「うちじゃなくてもいいのか」という印象を与えるため避けましょう。
退職理由・転職理由は何ですか?
退職理由・転職理由は、「同じ理由で辞めないか」「長く活躍してくれるか」を確認するための質問です。人間関係や給料、残業などネガティブな理由を伝えると、「愚痴が多い人」「同じ理由で辞めそう」と思われる可能性があります。
そのため、下記のような前向きな理由を答えましょう。
【回答例】
※「介護業界に貢献したい」「何でもやります」といった答え方は、一見前向きですが、抽象的で受け身な印象を与えるため避けましょう。
長所・短所は何ですか?
長所・短所は、応募者の性格を把握するとともに自己分析ができているかを確認するための質問です。長所は自慢話にならないように、謙虚さを意識しながらどう仕事に活かせるかをアピールしましょう。自分で言いづらい場合は、「人からはよく〇〇だと言われます」と答えるのがおすすめ。
短所については、「人間性に問題があるのでは?」「介護職に向いていないのでは?」と思われるような内容は避けた方が無難です。そのため、下記のように言い方の工夫が必要となります。
【回答例】
やりたい仕事やキャリアプランはありますか?
この質問は、「どのような仕事にやりがいを感じるのか」「目標を持って能動的に働いてくれるか」を確認するための質問です。キャリアプランについては具体的に答えるのがポイントです。
【回答例】
夜勤や残業はできますか?
入社後に問題が生じないように、夜勤や残業の可否について問われることもあります。この質問は、基本的には「できます」と答えるのが理想です。ただし、家庭や個人の事情でできない、またはやりたくない場合もあるでしょう。
この場合は、嘘をついて「できます」と答えると後のトラブルに発展する可能性があるため、できない場合は正直にできない理由を答えるもしくは可能な限り努力する姿勢を見せることが大切です。
【回答例】
何か質問はありますか?
面接の最後には、「逆質問」をされることが多いです。仕事に関する疑問点を解消する絶好の機会であるため、仕事内容や職場の雰囲気、評価制度など、募集要項やホームページだけでは分からないことを事前に確認しておきましょう。
ただし、給料や休暇、残業など条件面ばかりを聞くと印象が悪くなる可能性があります。知りたい場合は、「勤務形態を確認する流れで質問する」「仕事内容についての質問の後に聞く」など、聞き方には十分注意してください。何も質問がない場合は、「気になっていたことは面接で確認できたので大丈夫です」と丁寧に答えましょう。
介護職の面接に行くときの服装
介護職の面接は必ずしもスーツではなく、私服OKとする施設も少なくありません。募集要項や面接予約時に指示があればそれに従いましょう。迷ったときはスーツが無難です。私服の場合はビジネスカジュアルを意識し、サンダルやジーンズ、露出の多い服などは控えましょう。
介護職の面接に行くときの持ち物
面接に行くときは、特に指示がなくても以下の持ち物を持参しましょう。
なお、面接時に書類やパンフレットなどを受け取る可能性があります。そのため、A4サイズの書類を折らずに入れられるサイズの鞄を用意しましょう。
オンライン面接について
昨今では、パソコンやスマートフォンを用いて、インターネット経由で面接をする介護施設も増えています。事前に応募先から使用するツールが紹介され、指定時間にアクセスするという方法が一般的です。オンライン面接を受ける場合は、以下の点に注意しましょう。
直接面接官と顔を合わせないとはいえ、オンライン面接も採用を判断する大事な機会です。自宅でできるからと油断せず、通常の面接と同じ心構えで臨みましょう。もしアクセス方法に不安がある場合は、事前に確認しておくことをおすすめします。
まとめ
介護職は、履歴書も大切ですが特に面接が重視される傾向があります。面接で良い印象を与えるには、当日の答え方はもちろん事前準備も欠かせません。ここで紹介した注意点や質問を参考に、しっかりと面接対策をして自信を持って臨みましょう。
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