転職や復職をするとき、「同時にいくつもの求人に応募しても良いのか?」「複数応募した方が成功するの?」と疑問を持つ人も多いでしょう。
また、複数の選考を同時に進めることについて不安を抱くことも。そこでこの記事では、介護職に複数応募することのメリットや注意点などを紹介します。介護職への転職を考えている人はぜひ参考にしてください。
記事でわかること
介護職の転職で複数応募するのはアリ?
介護業界に限らず、複数応募するのは一般的であり悪いことではありません。企業側もある程度は理解しているため、罪悪感を持つ必要はないでしょう。一社ずつ受けるよりも効率よく転職活動を進められるため、可能であれば複数応募がおすすめです。
ただし、複数応募にはスケジュールがタイトになる、本命より先に別の内定を貰うなどの注意点もあります。転職活動を始める際は、複数応募のメリットや注意点を理解して応募先を決めましょう。
介護職に複数応募するメリット
介護職への複数応募には、以下のようなメリットがあります。
異なる職場を比較できる
自分の希望にピッタリ合う職場に転職できれば、それは素晴らしいことです。しかし現実は、
- 条件を満たす職場が見つからない
- 面接に行ってみたらイメージと違った
- どんな職場がいいのかはっきり分からない
といったように、上手くいかないことも少なくありません。
このようなミスマッチを防ぐためにも複数応募はおすすめです。複数の求人に応募し選考を受けることで、仕事のイメージが明確になり、比較しながら転職先を選ぶことができます。
転職活動スキルが上がる
複数の求人に応募すると、書類選考や面接に慣れてきて転職活動のスキルが上がります。自分の希望や強み、志望動機などをスムーズに伝えられるようになるため、内定率のアップが期待できます。特に、面接などでうまく思いを伝えられない、緊張してしまって自分らしさが出せないという人は、複数応募で場慣れすることも大切です。
内定を得やすくなる
複数応募すると、面接スキルの向上やイメージの明確化により、内定率のUPが期待できます。実際に、e介護転職の会員のうち内定を得た人と得られなかった人の平均応募数は以下のようになっています。
- 内定を得た人の平均応募数:2.35社
- 内定を得られなかった人の平均応募数:1.68社
このデータからも、複数の求人に応募した方が内定を得やすいことが分かります。やみくもに応募するのはもちろん良くありませんが、最初から絞り過ぎず広い視野で求人を探しましょう。
勤務交渉を優位に進められる
転職活動では、給料や勤務時間などの条件を応募者側から提示できることもあります。このとき、他に選考を受けている企業や内定を得ている企業があれば、より良い条件での交渉が可能です。
理由は、漠然と給料アップを求めるよりも同業他社との比較で提示する方が、根拠が明確だからです。優秀な人材であれば、企業側はなんとか確保したいところ。そのため、複数応募することで従来よりも良い条件で転職できる可能性が高まるのです。
短期間で転職活動が終わる
転職活動では、面接が複数回あったり適性検査があったりと、選考に数週間を要するケースも少なくありません。そのため、ひとつひとつ応募して選考を受けていると、不採用だった場合に大幅なタイムロスが発生してしまいます。転職活動が長期化すると焦りが出て、なかなか内定を得られないという悪循環に陥ることも。
しかし、複数の選考を同時に進めると、このようなタイムロスを回避でき転職活動を短期化できます。転職活動を長期化させない、気持ちに余裕を持って臨むという意味でも複数応募はおすすめです。
介護職に複数応募するときの注意点
介護職の複数応募には上記のようなメリットがありますが、注意点すべきこともあります。
複数応募していることは正直に言う
面接を受ける際、「他にも応募していますか?」と聞かれることがあります。このとき、複数応募していることを正直に答えてもかまいません。正直に話すのは心苦しいかもしれませんが、採用側も複数応募の可能性があることは理解しています。
ただし、採用側は「本当に入社してくれるのか?」という懸念も抱えています。そのため、複数応募している中でも特に志望度が高いことを必ず伝えてください。「他ではなくなぜここが第一志望なのか」という理由をはっきり説明できるように準備しておきましょう。
辞退の意向は早めに伝える
他に選考が残っている状態で本命から内定が出て入社が決まったら、他の応募先には速やかに辞退の意向を伝えましょう。選考・内定辞退は電話で伝えるのが基本です。辞退理由は具体的に伝えなくてもかまいません。
辞退の電話をするのは気が引けるかもしれませんが、連絡をしないのはNG。連絡が遅くなればなるほど応募先への負担が大きくなるため、早めに伝えましょう。
複数応募しながら転職活動を進めるときのコツ
複数応募には上記のようなメリットがありますが、良いことばかりではありません。やみくもに多くの求人に応募すると、スケジュール管理や内定承諾にてこずってしまうことも。そこで次に、複数応募しながら転職活動を進めるときのコツを3つ紹介します。
無理のないスケジュールで進める
複数の選考を同時進行する場合、どうしてもスケジュールはタイトになりがち。働きながら転職活動を行う場合は、なおさら時間の余裕がなくなります。その分ひとつひとつの求人にかけられる時間も限られてくるでしょう。
そのため、複数応募する際は、「面接は何回あるのか」「何社なら受けられそうか」などスケジュール想定をすることが大切です。時間に余裕がなくなると体力的にも精神的にも辛くなり内定が遠のいてしまう可能性もあるため、無理のないスケジュールを組みましょう。
優先順位を決めておく
複数応募している場合、本命より先に他の内定が出てしまうこともあります。入社意志の確認期限内に本命の合否が決まらない場合、回答に困ってしまうでしょう。また、同時期に2つの内定を得たり面接の日時が被ったりと、選択を迫られることもあります。
このような場面に備えて、複数応募する際は優先順位を決めておくことが大切です。途中で気持ちが変わることもあるかもしれませんが、応募の段階である程度決めておけば焦らずに判断できるでしょう。
内定までの期間を確認しておく
応募から内定までの期間は、早いところでは1週間程度、長いところでは1ヶ月以上と求人によってばらつきがあります。内定の承諾・辞退で悩まないためには、応募要項や面接などで内定時期を確認するようにしましょう。
面接の日時が選べる場合は、志望度の高い求人を先に行うのがおすすめ。内定が出るタイミングを調節することで、内定保留や辞退を回避できるでしょう。
転職を成功させるために複数応募も検討しよう
介護職の転職では、複数応募すると短期間で転職活動を終えられる傾向があります。職場比較や勤務交渉といった点でも複数応募はおすすめ。ただし、時間的余裕はなくなるため、スケジュールや優先順位などを事前に考えておく必要があります。転職を成功させるために、興味を持った求人があれば積極的に応募しましょう。
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