介護業界の面接にふさわしい服装とは?当日の持ち物も紹介

介護業界で働いていると、業務中にスーツを着用するタイミングが極端に少ないため、いざ面接が迫ってくると「どんな服装で行けばいいの?」と悩んでいる人も少なくないでしょう。

そこで今回は、介護業界の面接にふさわしい服装や、当日の持ち物について紹介していきます。

近日中に面接を控えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

「服装自由」でも普段着はNG!

介護業界では普段からスーツを着用しないため、面接時の服装を指定しない場合もあります。

しかし、担当者から「服装自由」と伝えられても、あまりにもカジュアルすぎる服装は悪い印象を与えてしまうでしょう。

また、服装に関する記載がない場合は、スーツが一般的です。

どんな服を選ぶかも重要ですが、スーツのシワやほつれなど、清潔感を意識してコーディネートしましょう。

【男性編】介護業界の面接にふさわしい服装とは?

ここからは、介護業界の面接にふさわしい服装について紹介していきます。
もちろん、男性と女性で正しい服装は異なります。

男性の場合は、以下5つのポイントを気をつけましょう。

  • スーツ
  • ワイシャツ
  • ネクタイ
  • ベルト

それぞれ詳しく紹介していきます。

スーツ

20代前半であれば、リクルートスーツでも問題ありません。
しかし20代後半以降になると、少し頼りない印象を与えてしまうため、ビジネススーツを選びましょう。

色は、黒・グレー・ネイビーで無地のものを選びましょう。
ダブルスーツやデザイン性の強いスーツは派手な印象が強くなるので、面接には向いていません。

ワイシャツ

柄や光沢のない白、もしくは薄い水色のワイシャツを選びましょう。
ボタンダウンシャツは、カジュアルスタイルに分類されるので、面接にはふさわしくありません。

また、面接当日までに、必ずクリーニングに出しておきましょう。

ネクタイ

ネクタイの色は、スーツとワイシャツの色に合わせるのが基本です。
面接で個性を出す必要はまったくないので、無地やストライプなどの無難なデザインを選びましょう。

また、ネクタイがキレイに結べていないと、だらしない印象を与えてしまいます。
普段からネクタイをしていない人は、当日までに1回は練習しておきましょう。

黒もしくは、ダークブラウンの革靴を選びましょう。
また、つま先に装飾があったり、靴紐がないタイプの革靴はNGです。

革靴は汚れや傷が目立ちやすいので、面接直前に磨いておきましょう。

ベルト

黒や茶色などの、シンプルな革素材のベルトを選びましょう。

普段着であれば、ベルトは人目につかないことが多いですが、スーツの場合は派手なベルトを選ぶと悪い意味で目立ちます。

編み込みや派手なバックルのベルトは、面接にふさわしくありません。

【女性編】介護業界の面接にふさわしい服装とは?

それでは次に、介護業界の面接にふさわしい女性の服装を紹介していきます。

女性の場合は、以下4つのポイントを気をつけましょう。

  • スーツ
  • ワイシャツ
  • ストッキング

それぞれ詳しく紹介していきます。

スーツ

スーツは男性と同じく、黒・グレー・ネイビーで無地のものを選びましょう。

スカート、パンツどちらでも大丈夫ですが、トレンド性やデザイン性の高いものは面接に不向きとされています。

また、20代後半以降の転職の場合は、女性の場合でもリクルートスーツは頼りない印象を与えてしまうのでやめておきましょう。

ワイシャツ

白もしくは、パステルカラーのワイシャツやブラウスを選びましょう。

基本的には表情が明るく見える、白を選ぶのが無難です。

また、ブラウスは柔らかい素材が多いため、女性らしさを強調してくれます。

もちろん、派手なレースやフリルがついているものはNGです。

ストッキング

面接では夏であっても生足は避けて、ストッキングを着用しましょう。

また、スカートだけでなく、パンツスタイルであってもストッキングの着用は必須です。

基本的には無地のベージュですが、冬であれば黒でも問題ありません。

しかし、黒のスーツに黒のストッキングを選んでしまうと、喪服を連想させるため避けるのが無難です。

ストッキング

黒で無地のシンプルなパンプスを選びましょう。

しかし、服全体のバランスが取れており、落ち着いた色であれば大丈夫です。

また、つま先の見える「オープントゥ」や「ピンヒール」は面接にはふさわしくありません。

ストラップの有無はどちらでも問題ありませんが、ヒールの高さは5cmまでが目安です。

男性と同様に靴は汚れや傷が目立ちやすいので、面接前には必ず確認しておきましょう。

介護業界の面接に持っていくもの

それでは最後に、介護業界の面接に持っていくものを紹介していきます。

服装だけでなく、持ち物のチェックも怠ってはいけません。

面接当日には、以下の6つを必ず持参しましょう。

  • カバン
  • 履歴書・職務経歴書
  • 資格の認定証
  • 筆記用具・手帳
  • マスク・除菌用品
  • その他

それぞれ詳しく紹介していきます。

カバン

普段からカバンを持たない人もいるかもしれませんが、面接には必ず持参しましょう。

A4サイズの書類が折らずに入る大きさで、黒やブラウンのビジネスバッグが一般的です。

また、ビジネス用と記載されていても、リュックサックやトートバッグは面接には相応しくありません。

履歴書・職務経歴書

履歴書は折り目やシワがつかないように、クリアファイルに入れて持参しましょう。

面接がはじまる前に、郵送などで渡している場合もありますが、事前にコピーしておいたものを用意しておくと安心です。

また、履歴書に書いてある内容と、面接での発言が矛盾しないように確認しておいた方がいいでしょう。

資格の認定証

ケアマネージャーや介護福祉士など、介護系の資格を持っているなら、認定証を持参しておきましょう。

もちろん、履歴書と同様に折り目やシワがないように、クリアファイルに入れておく必要があります。

また、コピーの提出を求められるかもしれないので、原本だけでなく認定証のコピーもあらかじめ用意しておきましょう。

筆記用具・手帳

筆記用具や手帳の持参は、社会人としてのマナーです。

スマホがあるので必要ないように感じる人もいるかもしれませんが、面接中にスマホを取り出せない場合もあります。

筆記用具や手帳は持っていないだけで、悪い印象を与えてしまうこともあるでしょう

あまり高価なものを揃える必要ありませんが、必ず用意しておきましょう。

マスク・除菌用品

介護施設では高齢の利用者さまも多いので、衛生面には特に配慮が必要です。

マスクや除菌用品は、少し多めに持参しておきましょう。

面接後に施設内を見学することもあるので、感染防止のためにもマスクは必須です。

ほとんどの場合は、会社側で用意してくれていますが、アルコールスプレーや除菌ジェルなども、万が一のため用意しておくといいでしょう。

その他

ハンカチやポケットティッシュの所持は、社会人としての基本です。

特に介護業界では清潔感を重要視している施設も少なくないので、持っているかどうかを聞かれる場合もあります。

また、身だしなみの最終チェックをおこなえるように、手鏡なども持っていると便利です。

当日の天気によっては、折り畳み傘も必要になることを覚えておきましょう。

まとめ

今回は、介護業界の面接にふさわしい服装や、当日の持ち物についてお伝えしました。

介護施設での面接はカジュアルな服装で実施されることも珍しくありませんが、あくまでも「面接」なので、派手な服装や奇抜なデザインはふさわしくありません。

また、履歴書や筆記用具など、持ち物も忘れないように注意しておきましょう。