面接時に確認しておいた方がいい質問とは?|入社後に後悔しない会社を見つけるポイント

無事に転職できたとしても、入社後に「こんなはずじゃなかったのに…」と後悔してしまう人も少なくありません。

契約内容や条件などをしっかりと確認しておくことも、転職を成功させる重要なポイントです。

面接時に給与や休みについて質問するのは「失礼では?」このように考えている人もいるかもしれませんが、質問を我慢して入社後に後悔してしまっては本末転倒でしょう。

今回は、面接時に確認しておいた方がいい質問や交渉するときの注意点、入社後に後悔しない会社の見つけ方について紹介していきます。
転職活動をおこなっている人は、ぜひ参考にしてみてください。

面接で求職者が質問することについて

求人情報や会社説明会など、ある程度の情報は開示されているますが、細かい内容は伏せられている場合も少なくありません。
不安なまま面接を終えて入社しても、心から納得できる転職にはならないでしょう。

そうならないために、気になることはしっかりと確認しておくべきです。
そもそも面接中は「求職者」と「会社」の立場に上下関係はありません。

求職者にも会社を選ぶ権利があるので、会社に対して質問することは失礼なことではないでしょう。
「準備しておくべきこと」や「必要になる資格」など、ポジティブな内容であれば良い印象を与えるチャンスにもなります。

面接時に確認しておいた方いい質問8選

それでは次に、面接時に確認しておいた方がいい質問を紹介していきます。

今回は特に優先度が高い、以下8つの質問をピックアップしました。

  • 業務内容
  • 給与・ボーナス
  • 入社後の選択肢
  • 会社の雰囲気
  • 働き方(仕事量や有給休暇の取得率など)
  • 新人研修の有無、制度
  • 社内イベントの有無
  • 自分が気になることについて

それぞれの理由と正しい聞き方について詳しく紹介していきます。

業務内容

1つ目の質問は「業務内容」です。

ほとんどの人が、どんな業務内容かを理解した上で、転職活動をおこなっているでしょう。

しかし、内定をもらい部署に配属されると、想定していた業務とまったく違うことを任されたり、そもそも求人情報に記載されていた部署と違うところに配属された、こんな話も少なくありません。

これまでに獲得した経験値が活かせない業務内容を任されてしまっては、思うように実力が発揮できないでしょう。

また、自分の能力ではこなせない仕事を、任せられる可能性もあります。

面接時の質問例
「入社後は具体的に、どんな業務を任せてもらえるのでしょうか?」

給与・ボーナス

2つ目の質問は「給与・ボーナス」です。

基本給やボーナスは求人情報に必ず記載されていますが「◯万円〜◯万円」「◯万円以上」など、実際にいくら支給されるのか不透明な場合も多いです。

給与は仕事のモチベーションにも大きく関わる、重要な項目です。

「お金」については、聞きづらいイメージがあるかもしれませんが、手当の種類や昇給の仕組みなど、知らないまま入社してしまうのはリスクが高いでしょう。

面接時の質問例
「求人情報には「◯万円以上」と記載されていましたが、◯◯職の場合はどのような給与構成になるのでしょうか?」

入社後の選択肢

3つ目の質問は「入社後の選択肢」です。

具体的なキャリア像を持っているなら、入社後の選択肢についても質問しておくべきです。

「将来的にはこんなキャリアを歩みたい」と思っているのに、現場とのギャップが大きいと、仕事へのモチベーションも下がり、長期的な在籍にはつながりません。

幅広い選択肢が用意されているかも、転職先を選ぶときは確認しておきましょう。

面接時の質問例
「将来は◯◯を経験したいと思っています。御社では入社何年くらいで◯◯になるケースが多いですか?」

会社の雰囲気

4つ目の質問は「会社の雰囲気」です。

毎日働く場所となる会社の「社風」や「文化」を知っておくことで、転職の成功率は上がります。

何を大切にしているのか、どんな信念を持っているのかなど、会社の雰囲気を知ることで自分との相性がわかるでしょう。

また、自分の能力が十分に発揮できるかどうかにも大きく関わります。

面接時の質問例
「求人情報に「アットホームな職場」と記載がありましたが、実際の社員同士の関係性や仕事の進め方はどのような雰囲気でしょうか?」

働き方(仕事量や有給休暇の取得率など)

5つ目の質問は「働き方」です。

勤務時間や有給休暇の取得率など、求人情報に記載されている内容と、実際の労働環境にズレがあることは珍しくありません。

特に、残業時間や有給休暇の取得のしやすさなどは、退職理由に直結する重要な項目です。

「給与」と同じく聞きづらい内容ですが、「確認したい理由」を素直に伝えれば理解してくれるでしょう。

面接時の質問例
「共働きのため、育児も分担しています。子どもの病気やケガで、呼び出される可能性があるのですが、突発的な有給休暇の取得は可能でしょうか?」

新人研修

基本的に多くの会社が、中・長期的なプランを持って社員を雇います。

しかし、中には短期的な「穴埋め要員」として採用したいと考える会社もあるでしょう。そういった場合は、新人研修にコストや時間をかけないことが多く、成長できる会社ではありません。

また、転職直後は不安になりやすく、ストレスも溜まりやすいでしょう。

「どんな流れで仕事を覚えていくのか」を確認しておくことで、早期退職のリスクも減らせます。

面接時の質問例
「職員の教育の力を入れているとのことですが、実際にどんな研修をしているのでしょうか?」

社内イベントの有無

7つ目の質問は「社内イベントの有無」です。

親睦を深めるために、定期的に社内イベントを開催している会社も少なくありません。
もちろんイベント時は休みであっても、参加する必要があるため、不満を感じてしまう人も少なくないでしょう。

また、プライベートに干渉してくるような「飲み会」を頻繁におこなっている場合もあるので、苦手な人は注意が必要です。

面接時の質問例
「御社では職員同士の親睦を深めるために、おこなっていることはありますか?」

自分が気になることについて

8つ目の質問は「自分が気になることについて」です。

転職先の決定は、今後の自分の人生を大きく左右する選択になります。
自分が気になることに対して「失礼な人だ」と思われてしまったら、そもそもその会社とは相性が悪い可能性が高いでしょう。

気になることがあっても、評価を気にして「我慢しておこう」と考える人もいるかもしれませんが、入社後に後悔して早期退職になってしまっては意味がありません。

自分が気になっていることがあるのであれば、遠慮せずに質問しておきましょう。

労働条件について交渉する場合の注意点

給与や勤務時間などは、これまでの経歴や選考結果を検討した上で、会社があなたに提示している条件です。

現時点での会社からの評価なので、理由もなく「給料を上げてほしい」と交渉しても意味はありません。
また、あまりにも安易な質問や交渉は、評価が下がる可能性もあります。

転職活動において入社は、あくまでもゴールではなく「通過点」として、入社した後に不満なく働けるかどうかを見極めましょう。

入社後に後悔しない会社を見つけるためには?

今の職場に大きなストレスを感じていて、無理に転職しても、また同じような環境になる可能性も少なくありません。
また、焦って無理に入社しても、すぐに退職してしまっては本末転倒です。

面接時に我慢していることは、入社後の後悔に直結します。
まずは、自分が会社に対して「何を求めているのか」を明確にしておきましょう。

「勤務時間」「給与」「働きやすさ」など、会社に求めているものは、人によって違います。

会社が求職者に対して書類選考や面接をおこなっているように、求職者も会社が条件に見合っているのかを確認しておきましょう。

まとめ

今回は、面接時に確認しておいた方がいい質問や交渉するときの注意点、入社後に後悔しない会社の見つけ方についてお伝えしました。

転職先の決定は、今後の人生を左右する大きな選択になります。
入社後に後悔しないためにも、気になっていることは面接時に質問しておきましょう。

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まずは自分が求めている条件をクリアしている会社が、どのくらいあるのか検索してみましょう。