2022年1月~2月にekaigowithで実施したアンケート『あなたはどっち?介護職の2択!』の結果についてご報告します。
今回アンケートに回答いただいた方の割合は、介護職のご経験がある方が70.8%、介護職未経験の方が29.2%となりました。それでは早速見ていきましょう!!
記事でわかること
働く上で尊重したいのは?
自分の介護理念:30.8%
約7割の方がご自身の介護理念よりも職場の介護理念を尊重したいという結果になりました。職場のスタッフ全員で同じ方向を向いて利用者・入居者に対し支援が行えることが一番です。どうしても譲れない介護理念がある方は、職場を決める際、ご自身の理念と合う企業や法人を選定することが必要になってきます。
転職するなら?(評価制度)
年齢や社歴によって個人評価が決まる職場:7.7%
約9割の方が年齢や社歴よりも個人の実績をメインに評価する職場に転職したいという結果になりました。日本では介護業界のみならず社会全体として、年齢や社歴が上がるに連れて役職者になったり、給料が上がったりすることが一般的とされていますが、最近では個人の仕事ぶりを見て年齢や社歴に関係なく評価する職場の方が転職先としては人気のようですね。
転職するなら?(社内交友)
社員旅行や食事会など、社内イベントが多い職場:18.5%
福利厚生として、社内旅行や食事会などの行事を設けている職場もありますが、働く側としてはイベントは不要という意見が約8割にも上りました。感染症対策として社員同士が交流する行事がなくなったり減少したことで、福利厚生が減ったように見えて、実は社員満足度が向上している可能性も高そうですね。
転職するなら?(利用者の介護度)
利用者の介護度が低い職場:72.3%
介護や支援を行う対象者については、介護度が低い方を対象とした職場を選ばれる方が約7割、介護度が高い方を対象とした職場を選ばれる方が約3割という結果になりました。利用者の介護度に応じて、介護者が行う支援は異なります。介護職未経験の方が職場を検討する際は、経験者の方に具体的なお話を聞いてみると良いでしょう。
転職するなら?(経験値)
一定の経験がある人しか働けないが、ベテランの多い職場:46.2%
この質問については意見が割れました。慢性的な人材不足に悩む職場が多い介護業界では、『未経験者が入りやすい職場』というのは大切なことです。その一方で人材不足だからこそ、『未経験者に丁寧に指導する余裕がない』ことも事実です。介護業界全体の課題として、未経験にも丁寧に指導できる職場環境があり、余裕を持って介護支援も行える職場づくりを目指す必要がありそうです。
転職するなら?(マニュアル)
マニュアルは最低限の職場:47.7%
こちらの質問も意見が真っ二つに割れましたね。介護支援の現場は利用者の体調変化などによるイベントが発生しやすく、毎日スケジュール通りに進む仕事ではありません。その為臨機応変に対応する必要がありますが、その時にフローチャートの様にマニュアルが細かく決められている職場の方が対応しやすいのか、経験値からなる対応で瞬時に物事を判断・実行できる職場が良いのかという点で意見が分かれたのではないでしょうか。
転職するなら?(制服)
制服のない職場:26.2%
介護職は、支援中に汚れがつきやすかったり、着替えが必要になったりする場合もあります。制服であれば汚れても構わないと感じる方や、職場用の服を用意する必要がないと感じる方が多かったようですね。一方で自分で着るものを用意する場合は、自分にとって一番動きやすいものを選んだり、気分が上がる服を選べるという利点もありますね。
あなたが考える『介護職にとって理想の職場』とは?
こちらの回答は自由記述形式にて募集しました。回答の中から一部を紹介させて頂きます。
利用者やそのご家族が考える「理想の介護」に近い支援が出来るよう、無駄な業務をなくして利用者と接する時間を増やすような取り組みをしている職場が理想的だと思います。
利用者の声を尊重し、寄り添う距離感を一人ひとり見極めることは必要不可欠と考えます。
情報共有がきちんと出来ている、人員配置に余裕がある、現場の意見が上層部に伝わる、未経験者やパートの意見も尊重してくれるなど
夜間多尿でもおむつ代の制限があるため最低限しか使うことができない、薬剤投与が必要にも関わらず家族が入院を拒否するなどの経験があります。そういった場合はご家族の意見を尊重するばかりでなく、話し合いの機会を持ちご理解いただけるように努めることが、働く側だけでなく入居者にとっても良い環境なのではないかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は『あなたはどっち?介護職の2択!』というテーマでアンケートを実施しました!引き続き、ekaigowithではアンケート企画を予定しておりますので、ぜひ参加してみてくださいね。
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