今話題の『スマート介護士』を受験してみた!~編集部Sの資格受験レポ~

スマート介護士

介護の現場では、これまで紙で記入していた記録がパソコンやスマートフォンでの入力に切り替わったり、見守りシステムの導入により利用者の異変を離れていても察知出来るようになったりと、少しずつ介護ロボットの導入が進んでいます。

そんな中、「介護ロボットを導入することによって、介護の質と生産性を向上することができる最先端の技術を扱える介護士」として、導入のためのノウハウを修得することができる「スマート介護士」資格に注目が集まっています。

今回は、ekaigowith編集部のSがスマート介護士の資格を受験しましたので、その体験談をみなさんにご紹介いたします!

スマート介護士とは?

スマート介護士とは、社会福祉法人善光会 サンタフェ総合研究所が運営する民間資格で、以下の様な方におすすめされています。

  • 今の現場のオペレーションを改善したいと考えている人
  • 介護ロボットやIT化に興味はあるけど、どうしたらいいかわからない人
  • 今後のキャリアアップのために、将来有望な資格を得ておきたい人
詳しくは、以前ekaigowithで紹介した記事をご覧くださいね。
スマート介護士とは?資格の取り方・仕事内容について分かりやすく解説 参考:スマート介護士 資格試験 公式サイト

介護職として受験することはもちろん、介護職でない方も受験することが可能です。因みに私(編集部S)は介護職の経験もなく、介護系資格も保有していません。受験資格は特にありませんので、どなたでも挑戦することが出来ますよ。

受験の申込み

私は第8回スマート介護士資格試験(2022年4月16日)に申込みをすることに決めました。

資格は「Basic(初級)」と「Expert(中級)」の2段階となっていて、併願受験も可能です。まずはBasic(初級)を受験して、合格したら第9回でExpert(中級)を受験しようかなとも思いましたが、公式テキストが一冊(二訂版 スマート介護士資格 公式テキストBasic&Expert)だったので、「テキストが一冊なら併願受験もイケる!」と謎の自信が湧き、併願受験することに決めました。

しかしながら、介護職の経験も、資格も持っていないド素人なので、試験の前に「スマート介護士資格試験対策オンライン講座」を受講することにしました。こちらは受講しなくても良いので、テキストだけで十分という方は申し込まなくて大丈夫です。

受験料など
受験料:  13,860円(Basic/Expert併願)
講座受講料:4,980円
テキスト代:3,000円(Amazonで別途購入)

合計:   21,840円(税込)をお支払いしました!

資格試験対策オンライン講座を受講

スマート介護士資格試験対策オンライン講座は、資格試験の2週間前に行われ(今回は4月2日でした)、講座は9時~12時の3時間、途中で休憩を挟みながら社会福祉法人善光会の方にご説明いただきました。

詳細な内容についてはお話しすることは出来ませんが、テキストの内容に沿いながらも、「試験にはここの問題が出ますよ!」というような内容では無く、介護ロボットの導入事例を動画を交えてご紹介いただいたり、自社で介護ロボットを導入する場合の注意点など、実際に介護ロボットを導入する場合のポイントをお話し頂いた印象でした。

講座の途中で適宜質問できるようになっていたので、実際に導入を検討されている介護従事者と思わしき方が質問している場面もありました。

ご自身の事業所で介護ロボットを導入するためにスマート介護士の受験を決めた方は、ノウハウなどが直接効けるチャンスなので受講することをオススメしますが、私の様に「試験にはここが出るので必ずメモしておくように」というアドバイスが欲しいだけの方は受講しなくても良いかもしれません…(笑)

スマート介護士に合格するための勉強

勉強方法に正解はありませんので、これが正解!というわけではないのですが、私は以下の様に試験対策を行っていました。

試験1ヶ月前~3週間前
公式テキストを一通り読む
公式テキストは思っていたより分厚くなく、写真で説明している部分もあるので丸々一冊読むのに半日もあれば充分ですが、私は1週間かけて少しずつ読み進めました。
試験3週間前
テキストについている模擬問題を解く
Basic30問、Expert30問、それぞれ模擬問題がついていたので、それを解いて採点した後、問題として挙げられた部分をテキスト内で探し、該当部分にマーカーを引く。模擬問題を解くことによって出題傾向がなんとなく分かりました。
試験3週間前~2週間前
テキストに引いたマーカー部分を理解(暗記)する
模擬問題で出題された部分は暗記する様にしました。とくに用語についてはしっかり理解することを心掛けました。
試験2週間前
資格試験対策講座を受講
講義で説明された部分をテキストで更にマーカーしました。
試験2週間前~当日
毎日少しずつテキストを読む、模擬問題を解く
1週間前には模擬問題が満点で解けるようになり、マーカー部分はしっかり理解できるようになりました。

さあ、いよいよ試験です!

スマート介護士資格試験当日

スマート介護士の資格試験は、Zoomを繋いでオンラインで行われました。自宅から受験することが出来るので大変ありがたいのですが、カンニングなどの不正防止がないよう、カメラはONの状態でWebテストを受験します。(他の受験者の顔も見える状態だったので、気持ちの問題ですが、すっぴんで受験した事を後悔しました(笑))

試験は全60問、4択式で、Web上の1ページに全ての問題が掲載されているため、一旦飛ばして別の問題を解いてから先の問題に戻ることなども出来ました。
また、試験時間は1時間で、早く解き終わっても途中で退室することは出来ませんでした。

併願受験される方は、お昼~夕方までかかるので、一人になれる環境で、周りからの干渉がない状況をつくることが必要です。

試験の難易度は・・・正直Expertは難しかったです。ここは出ないんじゃな~いと高を括っていた部分が出題されててんやわんやしましたね(笑)
これから受験される方は、山を張らずに満遍なくテキストを熟読した方が良さそうです。

試験の結果・まとめ

試験の結果は、受験から約1週間後の4月25日(月)までにメールで個別にお知らせいただけるとなっていたので、会社でそわそわしながらメール通知を待っていたところ・・・
Basic、Expertともに合格することが出来ました!良かった・・・!

ということで、スマート介護士資格試験を受験してみて感じたことは、

  • BasicとExpert、単願か併願か迷ったら思い切って併願
  • オンライン試験対策講座は資格をより実践で活用したい方向け
  • 試験勉強はとにかくテキストを熟読せよ
です!私の経験が皆さんのお役に立つかどうかは分かりませんが、ぜひ参考にしてみてくださいね!

参考:スマート介護士 資格試験 公式サイト