【企業インタビュー vol.4】株式会社ファーストステージ

介護業界で転職を検討されている、介護業界に挑戦してみたいという方に向けてe介護転職に求人掲載中の企業へインタビューを実施しました。

第4弾となる今回インタビューを行ったのは、株式会社ファーストステージ

平成17年に創業以来、在宅介護サービスを複合的に手掛ける在宅総合福祉サービス会社として、千葉県内、特に千葉市・八千代市・船橋市・習志野市に密着して事業を展開しています。

インタビューに答えてくださったのは・・・

株式会社ファーストステージ
採用担当 鎌田様

ファーストステージは地域密着企業として千葉県内で複数の介護保険サービスを展開されていますね。このように事業が展開されてきた理由をお聞かせください。

株式会社ファーストステージは、代表取締役がケアマネジャーとして一人で始めた会社で、今年で創業18年目となります。
当時はまだ介護保険制度ができたばかりで、お客様から「こんなことは出来ないか」「あんなことを支援してくれたら嬉しいな」というご要望をいただくことが多く、「お客様のニーズに応えなくては」という思いから、訪問介護、訪問入浴といったようにサービスを展開し、従業員も増やしてここまで成長することが出来ました。

その後、介護度が軽度の方に向けた「お客様が自ら行きたくなる癒しのデイサービスをつくりたい」といったように、使命感に加えてこんな事業があったらお客様に喜んでもらえるという想いを乗せて事業展開を推し進めてきました。

現在は、在宅福祉のワンストップサービスとして、訪問介護や訪問入浴、デイサービスだけでなく福祉用具販売・レンタルなども行っており、ファーストステージでお客様のニーズを網羅できるように努めています。

お客様のニーズに応えながら事業拡大をされてきたとのことですが、職員からの意見で始まったサービスもあるのでしょうか。

もちろんありますよ。当社は、代表取締役とスタッフの距離が近いので、スタッフからの良いアイディアがあれば積極的に採用されていますね。例えば、訪問入浴では炭酸泉を使用しているのですが、このアイディアはスタッフから飲み会の席で提案されたものです。この他にも、女性スタッフからカフェ風のデイサービスを新設して、職員の制服をお洒落なものにするのはどうか?という意見も挙がったことがあり、それも採用されています。

代表とスタッフの距離が近いからアイディアを伝える機会が多くあり、会社としてもスタッフの意見を大切にする社風のため、実現されているのだと感じます。

貴社のホームページには、「仕事は自信の成し得たい夢や希望を実現させるためのツール」と掲載されていました。スタッフの夢や希望の実現に向けて、会社として支援に力を入れていることはなんでしょうか。

一番力を入れていることは研修です。先ほどお客様のニーズが多様でここまで会社が成長できたということをお話ししましたが、ニーズが多様なのはお客様だけでなく、スタッフもそうなんです。
一人ひとり理想の働き方も違いますし、目指すところが違います。特に介護福祉の業界は一般の企業よりも描くキャリアプランが多様なのではないでしょうか。管理者や役職者を目指すもよし、介護職として第一線で活躍し続けるもよし、ケアマネを目指すもよし、未経験者の場合は介護福祉士国家資格を取得したい、なんてキャリアプランもありますよね。こういったスタッフのニーズに合わせた研修制度を整えています。

  • リーダーを目指す研修
  • 所長や副所長を目指す研修
  • 管理職になった方向けの研修
  • 資格取得に向けた研修
  • 新卒向けの研修  など

それぞれの層に合わせた研修を受けられる仕組みになっています。

弁護士による管理職研修の様子です。

介護職の第一線でプロフェッショナルを目指したいと考えていた方が、やっぱり管理職を目指したいとなった場合など、キャリアプランをチェンジすることも可能なのでしょうか。

キャリアプランが変わるのは長く勤めていれば自然なことだと思います。本人の希望だけでなく、会社としても「この方には周りを引っ張っていく存在になってほしいから上を目指してほしい」と思うこともありますし。その方がその時に目指すものを会社として応援するために研修制度を整備しているので、受けたい研修があればもちろん受講いただけますよ。

研修制度のところでもう少し。貴社では介護福祉士実務者研修を実施されていますよね。貴社のスタッフが研修を受講する場合の支援制度を教えてください。

スタッフが介護福祉士実務者研修を受講して、半年勤続すると受講料の半額が、1年勤続すると残りの半額が返還される制度があります。つまり、受講から1年以上勤務されれば受講料の全額が返金される仕組みです。実務者研修は介護福祉士を取得するために必要な研修ですので、介護福祉士国家試験を目指している方には、勤めているサービスを問わず研修を受講いただいています。

この他にも、介護支援専門員や介護福祉士の試験の前には勉強会をオンラインで開催するなど、合格に向けた支援も行っています。

キャリアステップや人事制度についてはいかがでしょうか?

明確な制度があるわけではないのですが、やる気がある方がキャリアアップしているケースが多いですね。
もちろん適性も考慮した上でになりますが「所長になりたいです!」と手を挙げる方が実際に所長になったり。代表が各事業所を回ることが多く、距離も近いので面談の機会も自然と多くなります。そこで、いろいろなスタッフの話を聞いたり、仕事の様子も見て判断することが多いです。

またスタッフは自分のことばかりでなく、他のスタッフについても頑張りを評価する風潮があり、私は本社の人間なのですが、自然と各事業所スタッフの頑張っている様子が伝わってくるんですよね。すると、では◯◯さんに育成研修に参加してもらおう、次の事業所の所長にどうかな?ということにも繋がるんです。

スタッフのニーズも多様化されているとのことですが、働き方改革として取り組んでいることはありますか?

有給休暇の取得促進と、残業を極力しないように特に意識しています。
有給を取得してくださいねというアナウンスだけでなく、実際に取得されていないスタッフには個別に連絡して有給の取得を推奨しています。この取り組みはもう3〜4年前から継続しているので、今ではスタッフも計画的に取得してくれるようになりました。

残業を減らすための取り組みとして、早朝のケアや夜間のケアは基本的に行わないという風に切り替えました。お客様からのご要望があり直行直帰のヘルパーさんで伺える方がいれば対応いただきますが、常勤社員が伺うことは基本ありません。勤務時間内にケアや付随する業務がしっかりと終えることができるようにスタッフにも意識してもらっています。また、日曜日はどの事業所もお休みなので、家族との時間やご自身の時間をしっかり取ってもらうようにもしていますよ。

有給の取得を推進したり、残業をしないための取り組みは、人手が足りていないと上手く進まないことだと感じますが、事業所は常に人手が充足傾向にあるのでしょうか?

もちろん、人手が十分という状態で回していきたいのですが、波がないとは言い切れません。ただ事業所も多く地域密着で運営している分、ちょっと人手が足りない事業所に別の事業所から応援に行ってもらうことなどもあります。そういった意味では会社としては上手く運営ができており、有給の促進や残業なしへの取り組みが押し進められているのではないかなと感じますね。

多くの女性スタッフが活躍されていると思いますが、産休や育休から復帰しても活躍し続けるための環境整備などは行っていますか?

産前産後休暇、育児休暇を取得することは当たり前で、毎年3〜4名は取得されています。時短勤務制度もありますし、正社員として復帰することが負担だなという方には契約社員やパートとして復帰いただける制度もあります。また、そうして契約社員やパートとして復帰したスタッフが子育てがひと段落したので正社員に戻りたいという要望があれば、また雇用形態を変更して勤務いただける制度もあるので、その辺りは柔軟に対応していますね。

最後に介護職への転職を検討されている方にメッセージをお願いします。

当社では、面接の際に一人ひとりの生活スタイルに合わせた働き方やキャリアプランのご提案をさせていただきます。先ほども出たように、資格取得を目指す方、管理職を目指す方、介護技術の向上を目指す方など様々なニーズがありますからね。もちろん、扶養内で働きたい方や、日勤のみ働きたいという方も大歓迎です!当社は日勤しかありませんので。お休みもしっかり取れるので、安心してくださいね。

まずは職場の雰囲気を見学いただくのが一番いいかなと思います。当社の第一号店である八千代緑が丘の事業所は、ケアマネジャーもサービス提供責任者も、介護職員も入浴スタッフも様々な職種の職員が在籍しているので、雰囲気が一番伝わるかなと思っています。
2023年には四街道に新しい事業所もオープンします。加えて放課後等デイサービスの運営も行っており、高齢者だけでなく発達障害をお持ちのお子様の療育にも力を入れています。独自の療育システムを開発し、「体育・徳育・知育」に力を入れています。

興味を持っていただいた方は、e介護転職の求人情報をチェックしてみてくださいね。皆さんにお会いできることを楽しみにしています!

八千代緑が丘で働くメンバーです。

発達障害児向けの放課後等デイサービスも展開!