アンケート結果報告 2022年10月から始まった『介護職員等ベースアップ等支援加算』で給料が上がったと実感できている?

2023年2月にekaigowithで実施したアンケート2022年10月から始まった『介護職員等ベースアップ等支援加算』で給料が上がったと実感できている?の結果についてご報告します。

今回のアンケートに回答いただいた方の割合は、介護業界での就業経験がある方が76.5%、介護業界での就業経験のない方が23.5%となりました。

そもそも介護職員等ベースアップ等支援加算とは?という方はこちらの記事をご確認ください。
2022年10月から始まった介護職員等ベースアップ等支援加算とは?

それでは早速みていきましょう!

2022年10月から始まった『介護職員等ベースアップ等支援加算』で給料が上がったと実感できている?

介護職員等ベースアップ等支援加算で給料が上がったと実感している割合18.9%、給料が上がったとは思わない割合81.1%

現在も介護業界で就業されている方の内、「『介護職員等ベースアップ等支援加算』で給料が上がったと実感できている」と回答された方の割合は18.9%、「給料が上がったとは思わない」と回答された方の割合は81.1%でした。

介護職員等ベースアップ等支援加算の目的は、「介護職員等の基本給もしくは決まって毎月支払われる手当の引き上げ」であるにも関わらず、その効果を実感できている方は20%弱に留まり、回答者のほとんどは給料が上がった実感がないようです。

では「給料が上がったと実感できている」と回答された方は実際にいくら給料が上がったのでしょうか?

実際に回答いただいた方の最小値は1,000円最大値は100,000円です。100,000円も上がった方は介護職員等ベースアップ等支援加算分だけでなく、ご自身の評価に基づくその他の手当などが同時に上がったのかも知れません。

平均値は13,088円でしたが、中央値は5,000円であったため、今回のアンケート結果からは、加算の効果は国が想定している「職員一人あたり月額平均9,000円相当の賃上げ」には及んでいないと言う事ができるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?少子高齢化に伴い、介護が必要な高齢者は増加している状況の中、介護の担い手である若者は減少し、介護業界は慢性的な人材不足が深刻化しています。人材確保のため「給料が安い」と言われることの多い介護職の賃上げに、国として取り組んでいることは事実ですが、実情はなかなか厳しいことがわかりました。

しかしながら、これまでも「介護職員処遇改善加算」、「介護職員等特定処遇改善加算」そして「介護職員等ベースアップ等支援加算」と段階を踏んで少しずつ賃上げの取り組みを行ってきたことを考えると、今後も介護職員の待遇は改善されていくと考えることもできますね。

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