新しい仕事にチャレンジしてみたいけど、資格や経験がなくても出来る職種はないかなと考えている方にオススメなのが「送迎ドライバー」のお仕事!
- 送迎ドライバーとは?
- 介護福祉の送迎ドライバーの仕事内容は?
- 送迎ドライバーになるには?
- 送迎ドライバーとして働ける場所は?
- 送迎ドライバーはミドル世代におすすめの職種って本当?
今回は、送迎ドライバーの仕事内容や必要資格、働くことができる場所、ミドル世代におすすめな理由について詳しく解説します。
記事でわかること
送迎ドライバーとは
送迎ドライバーとは、対象者を自宅などから目的地まで車で送り迎えをする運転手のことです。
指定の時間に迎えに行き同様に送り届けること、安全運転を心掛けること、利用者やそのご家族とのコミュニケーションを取ることが求められます。
介護福祉の送迎ドライバーの仕事内容
介護と福祉業界における送迎ドライバーの仕事内容はただ運転することだけに留まりません。詳しく見ていきましょう。
自宅(学校)と事業所間の送迎
介護の送迎ドライバーの場合は、デイサービスやデイケアなどの通所サービス事業所に勤務します。朝8時~9時を目安にサービスを利用する高齢者の自宅まで迎えに行き、事業所まで送り届けます。利用者が日中のサービスを受け帰宅時間となった頃(16時~17時頃)今度はご自宅まで送り届けることがメインの業務となります。
最近では、午前と午後で利用者が入れ替わる二部制のデイサービスなども増えているため、その場合は朝・昼・夕の3回送迎業務に入ります。
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福祉の送迎ドライバーの場合は、児童発達支援や放課後等デイサービスを利用する障害児、もしくは生活介護や就労継続支援A型・B型事業所などを利用する障害者の送迎を行います。
基本的には介護と同様ですが、障害児の送迎の場合は自宅からだけではなく、学校に迎えに行くケースもあります。
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利用者やその家族とのコミュニケーション
送迎ドライバーの仕事は、ただ運転すれば良いということではありません。利用者が安心して乗車できるように笑顔で挨拶したり、お迎え時にご家族とコミュニケーションを取り、ご家庭での様子を伺うなどします。
その中で利用者について何か変わったことや気付いたことがあれば、事業所に到着してから介護職や支援員などに報告することも送迎ドライバーの大切な業務の一つです。
ご家族からは「この人の運転なら安心して任せることができるな」利用者からは「丁寧な運転で人当たりも良く安心できるな」と思ってもらえるようなドライバーになることが理想的です。
送迎業務の合間に別の業務を行うことも
自宅や学校から事業所へ利用者を送り届けて、利用者がサービスを受けている間は送迎ドライバーとして出来ることは限られてきます。そのため、送迎ドライバーはパート・アルバイトとして雇い、朝の2時間もしくは夕方の2時間だけ勤務する事業所もあれば、サービス提供時間中は介護補助として利用者のお話し相手になったり、食事の配膳や介護・レクに必要な物の準備をしたりしてほしいという事業所もあります。
これからお仕事を探される方は、求人情報の「仕事内容」や「勤務時間」をよく見て検討してみてくださいね。
介護福祉の送迎ドライバーに必要な資格
介護福祉の送迎ドライバーになるには、どんな資格を持っていれば良いのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
普通自動車運転免許
車を運転するために必要な普通自動車運転免許はもちろん必須です。事業所によってはこれまでの社会人経験の中で運転業務に当たった経験があること、日常的に車を使っていること(ペーパードライバーでないこと)、福祉車両の操作経験があることなどを条件としている場合もあります。
運転に自信がある方も、求人情報の募集要項を見て普通自動車運転免許以外の追加条件がないか確認してから応募しましょう。
送迎ドライバーと介護タクシー運転手の違い
高齢者や障害者が車を必要とするシチュエーションとして、「介護タクシー」を思い浮かべた方もいるのではないでしょうか。
サービス事業所に務める送迎ドライバーと介護タクシー運転手の大きな違いは、普通自動車二種免許を必要とするかどうかにあります。
職種 | 普通自動車二種免許 |
送迎ドライバー | 必須でない |
介護タクシー運転手 | 必須 |
送迎ドライバーの場合は、ほとんどが普通自動車免許を保有していれば問題なく務めることが出来ます。最近ではAT限定でもOKとしている事業所も多く求人を募集していますので、安心してくださいね。
持っていると歓迎される資格
以下のような介護福祉関連資格を持っていると、送迎ドライバーとしての運転業務以外にも、利用者が車から乗降する際の介助を任せたり、送迎以外の時間に介助業務を任せることができるため、それだけで歓迎要件となります。
- 介護職員初任者研修
- 介護福祉士実務者研修
- 介護福祉士
介護職員初任者研修と介護福祉士実務者研修は受講資格がなく誰でも受講することができる研修ですので、気になる方はこちらの記事をチェックしてみてくださいね。
介護職員初任者研修とは?取得方法や費用、研修内容を徹底比較
介護福祉士実務者研修とは? 取得のメリットや取得方法を詳しく解説
介護福祉の送迎ドライバーがミドル世代にオススメな理由
介護福祉における送迎ドライバーの仕事は以下のような特徴があります。
- 普通自動車運転免許があればOK
- 朝だけ、夕方だけなどのパート・アルバイトで募集していることが多い
- 社会貢献度が高く、多くの利用者や家族、職員と関わることができる
- 高齢化が進み、今後も需要が拡大していく傾向にある
一般企業を定年退職した方や、体を動かす仕事で足腰を痛めてしまった方でも、短い時間で体に負担なく働くことができるのが送迎ドライバーの魅力の一つです。
人柄や運転技術などが採用基準であることが多く、介護福祉の経験がなくとも採用される可能性が高いことも特徴です。
また、利用者だけでなくそのご家族や事業所の職員とコミュニケーションを取ることが多い職種でもあるため、賑やかな生活を送ることも出来ます。
加えて、テレワーク需要やお掃除ロボットの普及などによりシニアのお仕事の代表格でもある清掃職は今では争奪戦の状況です。しかし、高齢化に伴い在宅で過ごす高齢者が増えることで、デイサービスの需要が拡大し、それに伴って送迎ドライバーの仕事も増える可能性が高く、ぜひ注目してほしい仕事となっています。
介護福祉の送迎ドライバーの給料
送迎ドライバーになると、どのくらい給料を貰えるの?と気になる方も多いのではないでしょうか。
e介護転職に掲載されている介護福祉の送迎ドライバーの求人を見てみると、その多くが各都道府県の最低賃金~+100円程度の時給で募集していることが実情です。理由として以下の条件が挙げられます。
- 普通自動車運転免許以外必要な資格や経験がない
- 短時間勤務であること
- 送迎以外の業務を任せるケースが少ないこと
「長時間勤務でがっつり働きたい!」という方にはおすすめできませんが、「希望する時間や日数で体に負担なく、コミュニケーション能力を活かして働きたい」という方にはおすすめの職種ですので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?今回は、送迎ドライバーの仕事内容や必要資格、働くことができる場所、ミドル世代におすすめな理由について詳しく解説しました。
介護福祉業界に興味があるけど、資格や経験がなく体力的にも介護職は…という方も送迎ドライバーとして挑戦してみてはいかがでしょうか。
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