アンケート結果報告『あなたが考える介護人材を確保するために必要な変化とは?』

2022年9月にekaigowithで実施したアンケート『あなたが考える介護人材を確保するために必要な変化とは?』の結果についてご報告します。

今回のアンケートに回答いただいた方の割合は、介護職のご経験がある方が75.0%、介護職未経験の方が25.0%となりました。それでは早速みていきましょう!

あなたが考える介護人材を確保するために必要な変化とは?

予め用意した項目に複数回答可の形式で回答を募集したところ、このような結果になりました。

介護職の給与水準を上げるという回答数が最も多く、回答者の内85.9%もの方が選択していたことからも、介護職の待遇を向上させる必要性が感じられました。
介護保険では、処遇改善加算という形で職員の待遇を向上させる措置が取られていますが、それでは不十分と考えらているのでしょう。2022年10月よりベースアップ等支援加算が導入されましたが、今後の動向にも期待したいところです。

2番目、3番目に多かった回答は、介護職の休暇制度を充実させる(98名)、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修の受講を無償化する(80名)となり、これから介護職を目指す方の確保という回答よりも、既存の職員の離職を防止するための施策を取ることへの期待が高いということも分かりました。

また、「その他」として挙げられた回答の中には、

  • 介護現場に職員向けのカウンセラー等を設置し、メンタルでの離職を防ぐ
  • 研修制度を充実させ、見て覚えろというスタンスを改善する
  • 髪色等の就業規則を緩和する
などがありました。

まとめ

今回回答いただいた方のほとんどは、現職の介護スタッフの離職を防止する取り組みに力を入れるべきと考えているようです。少子高齢化が深刻化している中、新たな介護の担い手を探すことは本当に難しくなってきています。介護業界は待遇が良く、研修制度なども充実している長く続けることが出来る業界として認知されるためにも、業界全体で取り組みを考えていく必要がありそうです。

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