【企業インタビューvol.6】株式会社コペル

【企業インタビューvol.6】株式会社コペル

児童福祉業界で転職を検討されている、児童福祉業界に挑戦してみたいという方に向けてe介護転職に求人掲載中の企業へインタビューを実施しました。

第6弾となる今回インタビューを行ったのは、株式会社コペル

株式会社コペルは、幼児教室のコペルとして30年以上の歴史を持ち、そのノウハウを活かして全国に約400教室もの児童発達支援のコペルプラスを展開する、児童福祉分野のパイオニアです。

インタビューに答えてくださったのは・・・

株式会社コペル 採用担当 上川様

株式会社コペル
管理部 採用担当
上川 様

今回募集を行っている児童発達支援の『コペルプラス』は、30年の歴史がある幼児教育の『コペル』から新たに展開された教室ですね。会社として療育の分野に教室を展開された理由と、特徴でもある『徳育』について教えてください。

日本では療育が必要な発達障害を持つお子さまのうち、約9割ものお子さまが療育を受けていないという実態があります。保護者の方が療育を行っている教室があるということをご存知ないケースもあれば、療育を受けさせたいと考えていてもご自宅の近くに教室がない、教室の定員がいっぱいでキャンセル待ちをしているという状況にある場合もあります。

そこで、幼児教育で長年培ってきたノウハウを活かして、「全ての子どもが適切な教育を受けられるようにする」という志をもって児童発達支援事業を展開するに至りました。

また、幼児教育で行っている『徳育』は、知識を与えて勉強ができるようにするというだけではなく、現代人に求められる道徳的規範や心を育んで、お子さまの人格を高めるための教育のことを意味しています。

『徳育』とは心を育む教育なんですね。具体的な例について教えて頂けますか?

具体的には、IQ(Intelligence Quotient:知能指数)とSQ(Social Intelligence Quotient:社会的知能指数)やEQ(Emotional Intelligence Quotient:心の知能指数)をバランスよく育むということです。つまり、対人能力を高め、集団生活で良好な人間関係を構築するための教育ですね。

児童発達支援のコペルプラスでは、ご説明した幼児教育の『徳育』を取り入れながら、お子さま一人ひとりに合った療育を行っています。

すべてのお子さまが療育を受けられるようにと始まったコペルプラスの教室は、2023年5月時点で全国に400教室まで数を伸ばしていますね。教室数がここまでの勢いで増えているというのは、需要はもちろんのこと利用者(お子さま・保護者)に選ばれているということなのかなと感じます。他の児童発達支援と比較してコペルプラスはどんな特徴があるのでしょうか。

コペルプラスでは、お子さまが苦手なことを克服するための訓練ではなく、得意なことを最大限に伸ばそうという姿勢でレッスンを提供しています。

レッスンで使用する教材数は業界最大級で、年間を通して使用する教材の数はコンテナ96個分にものぼります。豊富な種類の中から、お子さまの成長段階に応じた教材を選んでレッスンを行うことができます。そのため、お子さまはショーの様な楽しいレッスンの中で毎回新しい刺激を得ることができ、自主的に楽しみながら学習できる環境があります。

そういった特徴があるので、お子さまが「また行きたい!」保護者の方は「コペルプラスに通わせたい!」と思ってくださるのだと感じています。

また、コペルプラスにお子さまを通わせてくださっている保護者様からのご紹介で、教室の利用を検討して見学を希望される方が多いことも特徴の一つかなと思っています。

「コペルプラスの療育を検討してみたら?」と紹介いただけるということは、当社の療育について良さを感じてくださっていると考えることもできますからね。

コペルプラスの模擬レッスンの様子

当社のキャラクターであるペルくんをお子さまに見立ててレッスン

お子さまが楽しみながら成長できる環境があるというのは、とても素晴らしいことですね!レッスンで教材を使用する様子を拝見したことがありますが、療育未経験者でも上手くレッスンができるようになるでしょうか?

例えばフラッシュカードのレッスンでは、指導員さんがカードをめくるスピードが早いので、この様子をご覧になった応募者の方に、自分にもできるようになるかという質問をいただくことがあります。

当社では入社後の研修期間を1ヶ月~1ヶ月半程度設けており、いきなりお子さまに対して療育を行うことはなく、教材を使う練習を行いながら研修担当者からのフィードバックを受けたり、悩んでいることを相談する期間としています。

一通りのレッスンができるようになったら認定試験(社内試験)を受けるのですが、これまで入社された方は予め設定している1ヶ月~1ヶ月半の研修期間中に、教材をしっかりと使うことができるようになっていますので安心していただければと思います。認定試験に合格すると、晴れて先生デビューとなります。

研修期間中のロールプレイングの様子

研修期間中はロールプレイングで療育の練習を行います。

オンライン研修の様子

Web研修はアドバイスをもらったり、不安なことを相談する機会です。

コペルプラスでは女性が多く活躍されていますね。子育て中の社員の方も多いと思うのですが、産休・育休の取得率/復帰率や、福利厚生について教えてください。

おっしゃる通り、当社では女性社員が多く活躍しています。産休・育休の取得率については希望者の100%が取得していますし、復帰率に関しては復帰見込みの者も含めて89%です。

お子さまが小さい内は、急に熱が出て休まなければならなかったり、急いで帰らなければならないということも多いと思うのですが、それらに柔軟に対応できる職場環境を整えており、「子の看護休暇」という休暇制度を利用してお休みを取得することも可能です。

「残業がほとんどない」ことも採用ホームページでご紹介されていますね。お子さまを相手にするお仕事(幼稚園や保育園)は季節行事の準備や事務作業などで残業や持ち帰りが多いというイメージがあるのですが、残業がほとんどない環境をつくれている理由はどこにあるのでしょうか。

まず第一に、コペルプラスでは事務作業がほとんどないということです。申し送りなどに関しては、カンファレンスの時間を設けているので、お子さまが新たにできるようになったことや、気になることなどはその場で他の社員に共有するようにしています。

また、療育に使用する教材も前述した通りたくさんの種類が用意されているため、一からつくるという作業は発生しません。先生方はレッスンに集中して取り組めるので、こういった心配をする必要がないことも、幼稚園や保育園との違いですね。

保護者の方に教室での様子をお伝えしたり、ご自宅での様子を伺うなどの保護者対応に関しては児童発達支援管理責任者が行います。そのため、先生方が連絡帳を書いたり、保護者宛てのお手紙を作成したりといった業務もありませんよ。

お子さまと向き合う時間に集中できる、プライベートも大切にできる職場なんですね。では、児童指導員としてコペルプラスで働く場合、どのようなキャリアパスが設けられているのでしょうか。

児童指導員として入社していただくと、まずは研修生(初級スタッフ)としてレッスンができるようになるまで研修を受講したり、繰り返し療育練習を行います。認定試験に合格後は中級スタッフとなり、お子さまへのレッスンを行っていただくようになります。保育士や理学療法士、公認心理師などの専門資格を保有している方は、リーダーという給与レンジとなります。その後は、実務経験を重ねる必要はありますが、児童発達支援管理責任者に挑戦することもできますよ。

コペルプラスのキャリアパス

保育士などの資格を持っていると、同じ児童指導員でも給与レンジが異なるのですね。リーダーとなるための資格を取得したい場合、利用できる資格取得支援制度などはあるのでしょうか。

資格取得支援制度として、保育士資格を取得する方を支援する『保育士チャレンジ制度』があり、保育士試験の受験費用を負担するという内容になっています。

また、児童発達支援管理責任者の研修を受講するための実務経験を満たした方は、受講料を全額当社が負担する形で研修を受講することができます。

資格を取りたいという意欲がある方は、会社負担でキャリアアップを目指すことが出来るのですね!では最後に、児童福祉分野でのお仕事に興味を持っている方にメッセージをお願いします。

コペルプラスでは、働く環境を整える取組みを随時行ってきました。女性が多い職場なので、結婚や子育て、お子さまの進学などのライフイベントがあっても長く働けるような環境づくりに重きを置いて、今でも更なる整備を行っています。

この取組みのおかげか、社員には既婚女性が多いという特徴もあるんですよね。この要因として、子どもの急な体調不良にも会社が柔軟に対応してくれるという安心感や、残業や持ち帰りがないというライフワークバランスを保った働き方ができる、という点があるのかなと感じています。

また、コペルプラスでは高齢者介護や障害者介護をされていた方だけでなく、保険の営業をされていた方や接客業をされていた方などの異業種からの転職者が多く活躍されています。

子どもが好き、ライフワークバランスを充実させたいという気持ちのある方は、ぜひコペルプラスで働くことを検討してくださいね。

教室の様子

実際に個別療育を行う教室のイメージです。