2023年9月にekaigowithで実施したアンケート『介護福祉業界の働き方改革にはどんなことが必要?』の結果についてご報告します。
今回のアンケートに回答いただいた方の割合は、介護福祉業界での就業経験がある方が178名(89.9%)、介護業界での就業経験のない方が20名(10.1%)となりました。
それでは結果をご紹介します!
記事でわかること
介護福祉士業界の働き方改革にはどんなことが必要?
今回のアンケートでは、以下4つの選択肢からご回答いただくか、自由記述にて入力いただける状態にして回答を募集しました。
- 介護ロボットやICT/IoT/AIなどの導入を進め、働き手の負担を減らす
- 職員の待遇改善を図る処遇改善加算などを増額し、給与水準を向上させる
- 介護福祉業界に新たに挑戦する人材に対し、一定の条件下で給付金を支給し働き手を増やす
- 法人や企業が主体となり、週休3日制や時短勤務など、勤務形態のバリエーションを増やす
回答結果は以下の通りとなりました。
最も多い回答は、『職員の待遇改善を図る処遇改善加算などを増額し、給与水準を向上させる』で114人、全体の57.6%が回答。
待遇・給与面の改善を期待する声が最も多く集まり、全体回答数の半数以上を占めました。
次に回答が多かったのは、『法人や企業が主体となり、週休3日制や時短勤務など、勤務形態のバリエーションを増やす』で30人、全体の15.2%でした。
介護業界の働き方改革において、全体の72%の方が給与水準や勤務形態の改善や選択肢を広げることが重要だと考えていることが分かります。
他の選択肢である『介護福祉業界に新たに挑戦する人材に対し、一定の条件下で給付金を支給し働き手を増やす』は18人(全体の9.1%)、『介護ロボットやICT/IoT/AIなどの導入を進め、働き手の負担を減らす』は14人(全体の7.1%)の回答が得られました。
また今回のアンケートでは、上記の選択肢以外に自由記述として多くの方から意見を記載頂きました。
一部をご紹介いたします。
その他の意見では、医療業界との比較で、給与・待遇面での違いが大きいことを問題視する意見が散見されました。
また回答の中では、働いている職員のメンタルケアや利用者とのトラブルから職員を守る仕組みが必要との声も多く挙がりました。
実際に利用者からの暴言や暴力が原因で、退職されてしまった経験がある方もいらっしゃるということで、いかに職員が安心、安全に働ける仕組みや環境を整えていけるかということも重要になります。
まとめ
今回は、『介護福祉業界の働き方改革にはどんなことが必要?』というテーマで募集したアンケート結果をお伝えしました。「給与・待遇改善」の意見が最も多く、次いで「柔軟な働き方」を希望する意見が多くありました。
「給与・待遇」はすぐの改善が難しいかもしれません。しかし、今働いている・事業を行っている事業所で着手できそうな問題点はないか改めて見極め、改善に取り組んでいく姿勢が今、求められているのではないでしょうか。
過去のアンケート結果
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