障害者・障害児支援関連

サービス管理責任者とは

サービス管理責任者は、障害者福祉サービスを提供する事業所において、利用者の個別支援計画を作成したり、スタッフやほかの専門職との連携を図るなどの全体的な管理・運営の役割を担います。

サービス管理責任者になるには

サービス管理責任者になるには、まず「相談支援業務」「直接支援業務」に就いて、次の実務経験年数を満たした後に、研修を受講し修了することが必要です。実務経験は次の業務・年数と定められています。


業務内容 年数
相談支援業務 障害者福祉施設等における相談支援業務
保健医療機関における相談支援業務など
5年以上(※1)
直接支援業務 障害者福祉施設および医療機関等における介護業務
特例子会社、重度障害者多数雇用事業所における就業支援の業務など
8年以上(※2)

※1:保健医療・福祉分野の国家資格保有者は3年以上
※2:保健医療・福祉分野の国家資格保有者は3年以上、社会福祉主事任用資格等の有資格者は5年以上


修了すべき研修には「相談支援初任者研修」「サービス管理責任者等基礎研修」と「サービス管理責任者等実践研修」があります。研修内容や時間は、実施する都道府県によって異なります。

就労支援員・職業指導員・生活支援員について

就労支援員、職業指導員、生活支援員は、就労移行支援の事業所、または就労継続支援A型・B型の事業所において、障害者の就労に向けた支援を行う専門職です。

就労支援員

就労支援員は、企業等への就労を希望する障害者(65歳未満)に対し、就職に必要な知識・能力を身につける訓練を行ったり、ハローワークやその他の関係機関との連絡や調整を行ったりする職種です。上記のほか、就労に向けての職場体験や面接、企業訪問における利用者に同行、就職した後の職場定着のフォローを行います。

職業指導員

職業指導員は、利用者に対し様々なビジネススキルを身に付けるための技術指導(パソコン操作、木工、農園芸作業等)を行います。また、利用者に合った仕事や、できる仕事、希望する仕事などを見極めるのも大切な役割です。

生活支援員

生活支援員は、利用者が就労に向けて生活習慣を整える過程において、食事や着替えなどの生活習慣が身につけられるようサポートする職種です。通所型の事業所では職業訓練やレクリエーションに従事することもありますが、就職活動の支援を行う職種ではなく、利用者の生活上の不安や悩みの相談に応じ、生活を支える職種だといえます。

コラム

児童発達支援管理責任者とは

児童発達支援管理責任者は、主に児童発達支援センターや放課後等デイサービスにおいて、子どもの成長、発達度合いや障害等に応じて、家庭や関係機関などと連携を図りながら、療育を推進する職種です。

児童発達支援管理責任者になるには

児童発達支援管理責任者になるには、次の2つの要件を満たさなければなりません。


要件 内容
実務経験 児童福祉施設や障害者福祉施設等において、相談支援業務に従事した期間が3年以上
研修の修了 児童発達支援管理責任者基礎研修および児童発達支援管理責任者実践研修を受講し修了する。

なお、実務経験の範囲は、都道府県が独自に基準を設けている場合があります。

児童指導員とは

児童指導員は、主に放課後等デイサービスにおいて子どもに対する日常生活の支援、社会ルールの習得、学習や遊びなどの支援・指導を行う専門職です。

児童指導員になるには

児童指導員になるためには、指導員任用資格が必要です。次のいずれかの方法で取得することができます。


  • 4年制大学や通信制大学で社会福祉学、心理学、教育学、社会学を専修する学部、学科を卒業すること
  • 社会福祉士、精神保健福祉士のいずれかの資格を取得していること
  • 高校若しくは中等教育学校を卒業し、2年以上児童福祉事業に従事すること
  • 3年以上児童福祉事業に従事し、厚生労働大臣又は都道府県知事から認定されること
  • 幼稚園教諭、小中学校、高等学校の教員免許を所有しており、厚生労働大臣又は都道府県知事から認定されること

とされています。あくまでも「任用資格」なので、希望する事業所が公立の場合は公務員試験、私立の場合は事業所の設ける採用試験を受けて、採用・任命された場合に、「児童指導員」と名乗ることが出来ます。

コラム

支援員

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