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複数企業と直接話ができる1日を提供します。
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第10回開催内容
- 共催
- ベストパーソン(運営元 )、読売エージェンシー
- 後援
- 読売新聞東京本社広告局
- 開催日
-
2019/2/2(土) 12:30~17:00
(受付)12:30~16:30
(各企業 個別相談会)13:00~17:00 - 会場
-
秋葉原UDX 4F UDX GALLERY(東京都千代田区外神田4-14-1
JR秋葉原駅徒歩2分、銀座線末広町駅徒歩3分、日比谷線秋葉原駅徒歩4分、つくばエクスプレス秋葉原駅徒歩3分
出展企業
-
セントケア・
ホールディングス
株式会社 -
医療法人社団
みなみつくば会 -
株式会社
リエイ -
社会福祉法人
こうほうえん -
社会福祉法人
すこやか福祉会 -
社会福祉法人
至誠学舎立川
至誠ホーム -
社会福祉法人
聖風会 -
社会福祉法人
奉優会 -
社会福祉法人
三幸福祉会 -
社会福祉法人
トーリケアネット -
社会福祉法人
桃山福祉会 -
医療法人社団
翠会 -
株式会社
長谷工シニア
ホールディングス -
社会福祉法人
三徳会 -
社会福祉法人
桑の実園福祉会 - IMSグループ
-
社会福祉法人
邦友会
新宿けやき園 -
社会福祉法人
仁愛会 -
社会福祉法人
三篠会 -
社会福祉法人
品川総合福祉センター
セミナー風景
日本介護福祉士会会長:石本淳也講演会「介護の未来について ~Remind~」
- 講演時間
- 13:30~14:10/15:30~16:10
- 講師
- 石本淳也さん
- プロフィール
-
介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員
昭和46年6月17日生まれ
熊本県八代市出身
平成4年西日本短期大学卒業
特別養護老人ホームにて介護職、相談員、介護支援専門員等として勤務する
その後、医療法人社団に入職し、総合相談支援室室長、通所リハビリテーションセンター長などを経る
平成20年~一般社団法人熊本県介護福祉士会会長就任
平成26年~公益社団法人日本介護福祉士会副会長就任
平成28年~公益社団法人日本介護福祉士会会長就任
厚労省社保審介護保険部会・介護給付費分科会の委員など公職を務める
インタビュー
―― 事業者目線で人材不足を解決するアイディアなどがあれば教えてください。
人手が足りない時なので人材募集の間口は広げるべきだと思いますが、無資格者ばかりを集めて『介護』のレベルを下げるのは違うと考えています。
専門的な『介護』はやはり有資格者が行う必要があると思いますし、専門性を必要としない場面は、多様な人材に担ってもらう等の業務整理が必要で、そういった役割分担の工夫をしている事を明確に面接で説明することが大事だと思います。
とにかく人材を獲得したい為に、「無資格・未経験者歓迎!」と謳って素人集団を集めるのか、「うちは質の高い介護が出来る人材がいるし、地域の方々に活躍いただける場面もつくっています」と謳うのかで、全く違うと思うんですね。
ご家族の気持ちを考えた時に、ご家族だけでは対応出来ない難しい症状を持つ人を、介護のプロに預けたいか、素人の集団に預けたいか、の違いだと思うんです。
有事の際はプロが適切に対応してくれる体制が整いつつ、地域の方々と一緒にお茶を飲んで談笑するようなほっこりした場面を見ることが出来ると、ご家族にとっても、働く側にとっても良い環境だと言えると思います。
加えて、「ご自身のご家族が要介護になった時に、仕事を通じて身に付けた専門性を発揮することが出来ます。
人生を考える場としてまずはうちで勉強しませんか」といった切り口で人材を募集できるといいですね。
――
講演の中で、介護福祉士の資格を持ちながら介護職に就いていない方に帰ってきてもらう、年配者の就労を促す必要があるとおっしゃっていましたね。
介護業界では、有資格者のリタイアメントが増えてきているんです。
現在、会社の規則の60歳や65歳で定年退職される方は沢山いらっしゃるのですが、昔に比べて、今の60歳、65歳はまだまだ働ける状態であると思います。
長年この業界で働いてきた方については、資格をお持ちですし、経験や知識もあるので、定年後もその方たちが担える役割があってもいいと思います。
例えば、週3日でいいので教育係として若い世代を指導したりフォローしてもらう、そうすることによってこの方たちにとっても生きがいになりますし、通常の業務をしながら新人さんの教育も行わなければいけないような人材不足の悪い点も、そうした事で改善する可能性はありますよね。
柔軟なアイディアは必要かもしれません。
―― 高齢化社会が進み、若年層の人口は今後も減っていきますが、その中でも『介護職に就きたい!』と思ってもらうためにはどうしたらよいでしょうか。
現状では介護職は3K(きつい、汚い、危険)、場合によっては8K(3Kに加え、臭い、給料が安い、結婚できない、子どもが産めない、休暇が取れない)と言われることがありますが、それってメディアが勝手に発信しているのでしょうか?
よく考えてみれば、これって現場で働く人たち等の内側からのネガティブ発信だと思います。
これじゃあ誰も働きたいと思うわけがないです。
例えば、この「K」をキラキラ、かっこいい、気持ちの良い介護、のようにポジティブなKに変えて発信していく事で、少しずつ変わるのではないかと考えています。
また、グローバルな活躍のできる介護職や、ITや最新技術を使いこなす現場といった『見せ方』を変えるチャンスは来ているんです。
今話題となっている外国人就労者に日本語を求めるばかりでなく、こちらが語学堪能になれば指導などもスムーズになるだけでなく、かっこいい。
更にそうやって実際に活躍しているロールモデルが取り上げられれば、介護のイメージは変わり、若者が目指す業界にもなってくるのではないでしょうか。
―― 最後に、石本会長の介護業界への想いをお聞かせください。
介護は国民生活を支える仕事なんですよね。
どんなにお金や地位のある人も、本人や身内が突然要介護状態になったら日常生活に支障が生じるのは皆さん一緒です。
その時に必要になるのが介護職が持つ暮らしを支える専門性です。
それって凄い事だと思います。
そこに魅力や誇りを感じて貰えると有難いです。
まずは介護職が世の中から必要だ、欲しい、と言われるような専門職としてもっと成長しなければなりません。
リスペクトされるべきと言うつもりはありませんが、現状はあまりにも下に見られすぎています。
それが嫌なら自分たちで切り開くしかない。
医療・福祉・介護といった業界内で様々な工夫や取り組みが行われていますが、同業界の連携だけでは、現状を打破することは出来ないと考えていて、介護業界がもう一段ステップアップする為には異業種とのコラボが必要だと思っています。
現在、私の活動の中で、映像クリエイターの方と組んで介護のブランディングをするプロジェクトをやっています。
こういった活動が実を結んで、介護業界がより良いイメージとなることを願っています。
来場者の声
- 男性Nさん(20代)
- ケアマネの求人がこれほどあると思っていなかった。複数の企業に話を聞くことができ、応募したい企業がみつかってよかった。
- 女性Mさん(30代)
- いろいろな施設のお話が聞け、施設見学の予約ができた。
- 女性Sさん(40代)
- 伺ったブースの担当者は説明が丁寧で施設の様子が想像できよかった。
- 男性Dさん(50代)
- 講演会の内容が興味深くよい時間だった。