介護福祉士

介護福祉士の仕事内容

介護職は無資格でもできますが、介護の仕事を長く続けたい、介護の知識や技術をより深めたいという方は、そのスキルを社会的に証明するものとして、介護福祉士国家資格の取得がお勧めです。

自身の提供する介護の質を保証することはもちろんのこと、同じフロアで働く介護職員を指導する立場にもなります。

ここでは介護福祉士の具体的な仕事内容を紹介します。

身体介護とは、介護を必要とする高齢者や障害者（以下、要介護者）の身体に触れて行う介助を指します。具体的には、食事や入浴、排泄の介助、衣類の着脱などです。

介護福祉士は、要介護者の心身の状況に合わせて介護を提供し、その人らしい日常生活が送れるように支援します。また、要介護者の自立を支援することも重要なケアの方法であるため、介護職は声掛けだけに留めて、できる部分はご自身にしてもらう場合があります。

生活援助とは「家事援助」とも言い、調理、掃除、洗濯、整理整頓など、日常生活に関わる家事代行サービスです。

介護福祉士は、要介護者の置かれた状況・環境に目を配り、その人に合わせた生活援助を行います。あくまでも要介護者ご本人の生活を援助するものであり、同居家族の分の家事は行いません。

介護福祉士は専門的知識を持って、要介護者とその家族の介護に関する相談に乗り、適切な助言を行う役割を担います。具体的には介護保険サービスや要介護認定、福祉用具に関する質問や相談に応じ、彼らの疑問・不安が解決できるように支援します。