ホームヘルパー(ヘルパー)

訪問介護事業所を選ぶポイント

就職・転職活動をするにあたって、自分の希望に合うお仕事を探すにはどうしたら良いでしょうか。この記事では、就職・転職活動においてどのような視点でチェックしたら良いのか、そのポイントについて解説します。

給料

当然のことながら、給料は就職・転職先を決めるうえで重要なポイントとなります。
訪問介護事業所に勤務するホームヘルパーの多くは、パートタイムやアルバイトで勤務しており、時給制または回転制のいずれかで働いています。


種類 内容
時給制 勤務した時給+交通費が給料として支払われる。訪問先への移動時間は勤務時間としてカウントされる。
回転制 訪問1回あたり○○円(交通費は込みの場合と別途支給の場合あり)という形で給料が支払われる。時給制ではないため訪問先への移動時間についても給料に含まれている。

時給制では訪問先への移動にかかった時間が給料の対象となるのに対し、回転制では移動時間分は既に給料に含まれているという考え方です。
よって、回転制の場合、自宅から利用者宅までの距離が近かろうが遠かろうが、同じ給料となってしまうため、自分にはどちらが良いか考えて選択しましょう。

雇用形態

ヘルパーの多くはパートタイムやアルバイトとして勤務しています。また、非常勤という扱いで「登録型」や「派遣型」もあります。ご自身の希望する勤務時間や、勤務形態に合わせて選ぶと良いでしょう。

勤務時間

正社員の場合はフルタイムで勤務するのが一般的であるのに対して、パートタイムやアルバイト勤務の場合は、労働を希望する時間と、利用者宅の訪問時間を調整して勤務時間が決まります。
登録型・派遣型ヘルパーの場合には、基本的には訪問介護に従事した実働時間=勤務時間となります。よって、一日のうちで訪問と訪問の間に空白の時間が生まれてしまうと、その時間は勤務時間とカウントされず、結果として、給料が発生する勤務時間が短くなります。

制服貸与の有無

訪問介護に従事する際の服装は、事業所によって指定されています。
多くの事業所が制服・ユニフォームを準備しており、そこで働くヘルパーに貸与されます。一方で、地域密着でアットホームな雰囲気でのサービス提供を目指している事業所は、あえて私服で行っているところもあります。ご自身の都合に合わせて選ぶようにしましょう。

自転車や自動車の貸与があるか

ヘルパーが利用者のお宅を訪問する際、移動手段として使うのが自転車や自動車です。
事業所が置かれている地域の実情や、事業所の方針によって異なりますが、ヘルパーは会社の自転車や自動車を運転して利用者のお宅を訪問するのが一般的です。
公共交通機関を使って訪問した場合には、事業所に戻ったあとに、移動にかかった実費を精算します。

人材育成制度、研修制度

事業所がヘルパーのスキルアップのために人材育成制度や研修制度を設定しているかどうか確認しましょう。
制度の例として、介護技術スキルアップ研修、コミュニケーションスキルアップ研修、リーダー研修、介護福祉士受験対策等があります。