ホームヘルパー(ヘルパー)

新米ヘルパーの悩みに先輩がアドバイス

新米ヘルパーさんが抱えやすい悩みへ業界の先輩からアドバイスするコーナーです。

サービス提供の際、同居する家族からの指示が多く困っています。どうしたらいいですか?

ヘルパーとして利用者ご本人へサービスを提供するなかで、ご家族から細かい指示が入ってしまうのですね。その指示が原因で、決められた時間内にサービスの提供が終わらない、サービス提供自体に支障が出てしまう等は起きてませんか?

もしそうならば、すぐに事業所のサービス提供責任者に事態を報告して助言・指示を仰いで下さい。サービス提供責任者は、ヘルパーが現場で充実したサービスを提供できるように管理する立場なので、力になってくれるでしょう。
相変わらず家族の指示が収まらず、改善が見られなければ、家族とサービス提供責任者と担当の介護支援専門員(ケアマネジャー)の三者で改善に向けての話し合いが進められるでしょう。

大切なことは、決して一人で悩みを抱えずに同僚や上司に相談することです。勤務する事業所が相談しやすい体制を整えているのか、サービス提供責任者へ相談しやすい雰囲気なのか確認しておいて下さい。

なお、同居家族の介護や家事はサービスの対象外となりますので、いくら指示があったからとはいえ、ご家族の分の料理を作ったり、ご家族の部屋を掃除したりすることが無いようにして下さい。

利用者のお宅を初めて訪問する際、何を持っていけばいいか毎回不安になります。初回時に持っていくものを教えて下さい。

利用者のお宅を初めて訪問する際、何を持っていけば良いか不安になりますよね。
同じ事業所内に前任者がいれば、その人に引き継ぎをしてもらうか、またはサービス提供責任者へ聞くのが最も良いでしょう。

一般的には、次のアイテムを持っていけば現場で困ることは少ないでしょう。


アイテム 注意点
メモ帳とボールペン ユニフォームのポケットに入るくらいのサイズで、ボールペンはノック式。気になったことや次回訪問時の注意点を書きましょう。
ハンカチ 自分の汗を拭いたり、ちょっとした水分を拭き取ったりする際に使います。使い捨てのタオルペーパーを、数枚ほどポケットに入れておくと便利でしょう。
使い捨て手袋 利用者の吐瀉物・汚物などを処理する際、これがあると便利です。また、自身の感染防止にも繋がります。
アルコール消毒液 上記とも関連しますが、複数のお宅を訪問するヘルパー自身が、感染症の媒介とならないように、こまめに消毒することが求められます。自身の感染を防ぐことにも効果があります。
名札 利用者に名前を覚えてもらえるように、名札を身に付けておくと良いでしょう。首から下げるネームストラップは業務の邪魔になるので、ポロシャツの左胸あたりに縫い付ける、またはマジックテープで装着しておくと便利です。