理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、リハビリ関連

理学療法士とは

理学療法士(PT=Physical Therapist)とは、医師の指示にもとづき、身体に障害がある方たち(高齢者や障害者)に対して、日常生活における基本動作・運動能力回復・維持のためマッサージや体操、温熱・光線・電気療法・スポーツなど物理的な治療を用いながらリハビリテーションの指導や助言を行う職種です。

理学療法士になるには

理学療法士になるためには、毎年2月に行われる国家試験に合格しなければなりません。
国家試験を受験するには、文部科学大臣指定の養成校(4年制大学や専門学校等)で3年以上学び、必要な知識と技術を習得して卒業し、受験資格を得る必要があります。
なお、既に作業療法士の資格を持っている場合は養成校で2年以上学べば受験資格を得ることができます。

コラム

作業療法士とは

作業療法士(OT=Occupational Therapist)とは、患者の認知機能などの心身機能や、食事動作・入浴・排泄といった日常生活機能(ADL)などのリハビリテーションのサポートを行う専門職です。日常生活における基本動作・運動能力が回復した人に向け、応用動作能力と社会的適応能力を回復させるための指導や助言を行います。

作業療法士になるには

作業療法士になるには、毎年2月に行われる国家試験に合格しなければなりません。この国家試験を受験するためには、文部科学大臣指定の養成校(4年制大学、短期大学や専門学校等)で3年以上学び、必要な知識と技術を習得して卒業する必要があります。
なお、既に理学療法士の資格を持っている場合は、養成校で2年以上学べば受験資格を得ることができます。

コラム

言語聴覚士とは

語聴覚士(ST=Speech Therapist)は、「話す」「聞く」「飲み込む」といった能力を回復・向上させることを専門とするリハビリテーション分野の職種です。
例えば、脳卒中の後遺症として現れた言語障害のある患者に対し、物品や絵カードを見せ、その名前を言うなどの訓練を行います。また、嚥下(えんげ、食べ物を飲み込むこと)障害のある方に対しても必要な訓練を行います。

言語聴覚士になるには

言語聴覚士になるためには、国家試験に合格する必要があります。国家試験の受験資格(国家試験を受験するための資格)を得るためには、次のような方法があります。


  • 高校卒業後に指定の養成校に進学し、卒業する
  • 大学卒業後に指定の大学・大学院の専攻科や言語聴覚士養成校に進学し、卒業する