保育士

保育士とは

保育士は、専門的知識と技術をもって児童の保育及び児童の保護者に対して保育に関する 指導を行う専門職です。乳児~小学校就学前の子どもの年齢や発達に応じて、保護者に代わって基本的な生活習慣を身につけさせたり健康管理に取り組んだりします。br 子どもやその保護者と関わる業務が中心ですが、保育日誌の記録、 地域や教育機関との連携も重要な業務です。様々な支援や問題に対する細やかな配慮、柔軟な対応が求められます。

保育士になるには

保育士資格をとるには主に次の2つの方法があります。


  • 高等学校卒業後、大学・短期大学・専修学校などの保育士養成校に入学し、所定の単位を取得して卒業する。
  • 年2回実施される保育士資格試験に合格する。

養成校に入学する方法では、指定カリキュラムを履修すれば、卒業と同時に資格を取得することができます。ただし、養成校に通学する年限が2〜4年間までと幅があるため、かかる費用や時間、取得できる資格などの詳細が異なります。

もう一方の保育士試験を受験し合格する方法には、「学校教育法による大学・短期大学の卒業」や「現場の実務経験2年以上」など、受験資格の要件があります。こちらは、社会人でも資格取得を目指すことができ、幅広い人に道が開かれているといえます。

保育士が働ける場所

保育士は保育園で働くのが一般的ですが、これ以外にも児童福祉施設や、児童発達支援や放課後等デイサービスなどの障害児の施設で働くことができます。

所属する施設・機関によって保育士の仕事内容や求められる役割が異なります。また、昨今の保護者のニーズが多様化しており、それに伴い提供するサービスも複雑化・多様化しています。延長保育、夜間保育、一時保育、 休日保育のほか、学童保育、相談事業に取り組む保育所も増えていますので、これらに対応できる保育士が求められています。